スクープ!! 対策プログラム用意するダイハツ 新型タントのエンジン始動不具合把握しながら なぜ市場措置しないのか

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対策プログラム用意するダイハツ

 

初期不具合把握しながら

なぜ市場措置しないのか

 

 

対策プログラムすでに用意

 

新型ダイハツ・タントが発売されたのは2019年7月。打倒ホンダN-BOXを掲げて軽自動車トップのダイハツ工業が満を持して市場投入したクルマだ。同年10月の販売ランキングでもN-BOX、スズキ・スペーシアに次いでタントは3位をキープしている。当月で販売台数1万台超えはこれら上位3車種のみだ(数字は全軽自協)。

新型タントだが、実は発売直後から初期不良(エンジンが始動できない)が見つかっていた。ダイハツがその不良を早々に把握し、対策プログラムまで用意して、不具合車両の改修が行われているのにも関わらず、本誌執筆時点の12月初旬に至るまで市場措置を届出ていないことが判明したのだ。

マガジンXでは、ダイハツ工業と国交省に対して「早々に市場措置すべき」と訴えている。

詳細について12月25日発売のマガジンX2月号に掲載しますが、事態は急を要すると判断したため、ネットでの告知に踏み切りました。新型タントのオーナーの方で始動不具合に心当たりのある方は至急販売店にご相談された方が良いと思います。

添付しはマガジンXに対するダイハツ工業からの回答書です。事態を把握し、対策プログラムまで用意しているのに、なぜ市場措置しないのか。新型車の売行きに影響するとでも考えているのだろうか。だとすれば、とてもお客様本位の対応とは思えない。まさか1カ月点検入庫の際にお客様に不具合を説明せずプログラム改修は行っていないだろうが。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集部)

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