「出禁」解かない日産福岡の傲慢 「入庫促進」のDM送って「手違いでした」

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「出禁」解かない日産福岡の稚拙と傲慢

「入庫促進」のDM送って「手違いでした」

 

合併前の福岡日産で高級車のフーガを購入したAさんの悲惨な状況を本誌が記事にしたのは2025年2月号だった。新車で購入したフーガで、度重なる不具合が起きたのに福岡日産(係争中に日産福岡に組織変更)は不具合を直すことがとうとう出来ず仕舞いだった。10年に及ぶ闘いは、最高裁で審理され、控訴棄却となり原告であるAさんが勝訴した。

Aさんはフーガに乗れない間の「足」として、当時は別会社だったプリンス福岡で軽自動車を購入した。Aさんは軽自動車の購入車両のメンテナンスをプリンス福岡でやってもらっていたが、日産福岡に福岡日産とプリンス福岡が再編されて以降、整備入庫を拒否されるようになってしまった。

合併後の日産福岡(福岡県福岡市・佐竹伸一社長)は裁判に負けた後、腹いせとも取れるかのように、Aさんが所有する軽自動車のメンテナンス入庫を「拒否する」と一方的に通知してきた。その後は一切の整備入庫を受け付けていない。

 

「手違いでした」の仕打ち

 

ところが、どうした風の吹き回しか、この夏、日産福岡のある拠点から、「お客様大感謝祭(添付)」のDMと軽自動車の整備入庫促進の電話が入ってきたではないか。「ようやく態度を変えてくれたのか」と半信半疑ながらも喜ぶAさん。

だが、やはりコトはそう簡単ではなかった。Aさんがオイル交換のため、入庫予約しようとすると、当該の店長から電話が入る。「手違いで連絡してしまったので整備は受け付けられない」と、性懲りもなく断ってきたのだ。

「手違い」で済まされる話ではない。Aさんの10年にわたる苦労に対して、ことごとく不誠実な態度を示し続けてきた日産福岡(旧福岡日産)だ。

日産の完全子会社の日産福岡が、最高裁でフーガの欠陥を認めたのに、出禁を解かない、プリンス福岡で購入した軽自動車の整備もやらない。挙句の果てに入庫促進をわざわざ営業してきた。「もう心が折れそうです」というAさんの心情を察するにあまりある。これは紛れもない「二次被害」だ。
Aさんは国土交通省と消費者庁に対して、長らく「出禁」になって困っている事を継続して相談していた。そこに来店促進の連絡である。担当者は、「ディーラーから連絡して来ているのだから堂々と行って大丈夫ですよ」とアドバイスしていた。それがこの体たらくである。

日産福岡の親会社である日産自動車にふたたび聞いてみなければならない。日産のクルマが売れないのは、単に商品力が落ちているだけの問題ではない。ディーラーの対応こそ見直すべきではないか。

「やっぱり出禁解除はされていなくて、嫌な気持ちだけが倍増しました。もの凄く情けないです」。Aさんの気持ちが晴れる日はいったいいつ訪れるのだろうか。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

 

 

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

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