トヨタ、逆風跳ね返し粘る!

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トヨタ、逆風跳ね返し粘る!
性急中変革にまわりはついていけるのか

トヨタ自動車の2019年度上半期累計決算は、売上高15兆2855億円、前年同期比6115億円増、営業利益1兆4043億円、同1424億円増だった。営業利益率は前年同期の8.6%から9.2%に改善した。

上半期の世界販売台数は463万9000台で前年同期の441万9000台に対して22万台増えた。国内が10.9万台増加した。
この結果、通期の見通しのうち、税引前利益を前年発表値から700億円増額修正した。
売上高29兆5000億円、営業利益2兆4000億円、税引前利益2兆6300億円とした。世界販売見通しは前回見通し比5万台減の895万台。
なお、前年度の実績は売上高30兆2256億円、営業利益2兆4675億円、税引前利益2兆2854億円だった。
質疑応答。
Q 原価改善効果について。
 A ベターベターベターの精神で取り組んできたことがお客様に受け入れられた。TPSや原価の作り込みに取り組んできた。ものづくりを見直してきた。スタートしたばかり。選ばれるトヨタ、選ばれる人にならなければならない。人間力を身につけた人材強化に愚直に取り組む。
章男社長が、「モビリティカンパニーに生まれ変わる」と話した。TNGAは固定費の低減にも効く。
Q 連結販売台数を895万台に下げた。
 A アジアを下げた。市場が縮小傾向にある。インド、タイ、インドネシアなど各国それぞれの事情がある。国内は消費増税の影響は小さいとみている。
Q 販売台数好調の要因は?
 A 中国、中近東も増えている。町一番の販社になろうとの取り組みの成果と受け止めている。
Q 秋の労使協議について。
 A 同じ考えの人を世界中に入れて思想を広めていく。CASEの時代、自ら挑戦する人を作っていかねばならない。それが大きな競争力になる。全てが人と思っている。
Q 貸しはがしなど販売や部品仕入れで過度な要求をしていないか。
 A 把握していない。変革はディーラー、金融含めて一緒に進めていく思いは持っている。
仕入れ先に対しても不良をなくす、故障をなくすなど生産性を高めて仕入れ先も利益を出せる、コストを作り込むことをやっていく。
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