三菱自動車、通期利益予想を大幅に減額!
中計へ向け組織スリム化など構造改革急ぐ
三菱自動車工業の今年度上半期決算は、売上高1兆1280億円、前年同期比4%減、営業利益102億円、同82%の大幅減となった。
上半期の世界販売台数は59.2万台で同2000台の減少だった。
この結果、通期の見通しを下方修正した。売上高2兆4500億円、同2.6%減、営業利益300億円、同73.2%減。世界販売台数見通しは127.4万台、同2%増。
加藤社長はコスト構造改革を急ぎ効率重視で経営に取り組んでいく。スモール バットビューティフルで
質疑応答。
Q 聖域なきとは?
A 生産ラインの合理化、間接部門の人員削減を含む。来年度に向け実施したい。具体的数字にはたどりついていない。
Q どの地域を減るのか?
A 中国のマーケット、オーストラリアマーケット、アメリカマーケットの順で悪化している。ベトナム、フィリピン、サウジアラビアでは販売台数は増えている。
Q東南アジアは?
A インドネシアが伸び並んでいる。ベトナムは伸びている。米中貿易戦争の影響。中国への石炭輸出が減っている。
Q 中期経営計画について。
A 固定費増。開発費増、間接員増。これらを減らす。為替ヘッジのため、地域のバランスも考えたい。ASEAN域内での為替を睨んだ最適化していく。
Q サプライヤーとの連携は?
A 地域、製品、技術戦略が柱。インドネシア、ベトナムなどで現地調達率を上げていく。先進技術についても連携していく。
Q 通期の設備投資減額は?
A 誰かひとつではなく、あらゆるところで見直す。
Q ルノーのスナール会長の発言、アライアンス戦略について。
A 三菱のCOOとして、お互いを効率的かつ迅速に必要としている。