VWゴルフとシャランのディーゼルターボ日本導入

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パサートやティグアンにTDI(ディーゼル)モデルを設定済みのフォルクスワーゲンが、看板車種のゴルフにもTDIを追加設定した(発売は10月1日)。10%の消費税込みの車両価格はゴルフTDI(ハッチバック)が323.0〜391.0万円、ゴルフ・ヴァリアント(ワゴン)TDIが337.0〜405.0万円。

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搭載されているエンジンは2Lディーゼルターボで、150ps/340Nmを発揮する。トランスミッションは7速DSGだ。
輸入元であるフォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(株)の藤井郁乃・広報部長は「ヨーロッパではディーゼルに対する逆風はまだあるが、(需要は)戻ってきている。日本ではクリーンディーゼルの高い技術が評価されている」と導入の背景を説明。今年1〜7月の国内での販売台数を見ると、TDIが設定されているVW各車におけるディーゼル比率は50%を超えており、なかでもティグアンは80%に達しているという。ただし、ゴルフにおけるディーゼル比率の見通しは非公表だ。

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すでにマガジンXでスクープしているように、8代目ゴルフが完成間際にもかかわらず、このタイミングでのTDI導入に疑問を感じる人も多いだろう。「マーケットの需要をしっかりとつかむための調査、装備内容の見極め、価格面での調整に時間を要した」とは輸入元の営業本部で商品企画に携わっている山谷浩之さんの声。「経済性が高く、長距離を運転するユーザーにはうってつけ。待っていた人には納得してもらえる」と自信を見せる。

なお、2011年に国内投入されてから累計1万5000台が販売されてきたシャランにもTDIが加わった。こちらは同じ2Lディーゼルターボながら177ps/380Nmをマークしており、ナビや電子制御デフロックが装備されていることもあって529.6万円で売り出される。

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