国内で「日産」の象徴に返り咲いたスカイライン

スポンサーリンク

日産スカイラインのビッグマイナーチェンジ版が発表された(発売は9月)。税込み価格は427万4640〜604万8000円。月販目標台数は200台(2018年の販売台数は約2000台だった)。

DSCN1442 DSCN1441 DSCN1424

グローバル本社で行われた発表披露会で星野朝子・副社長は「スカイラインは日本のクルマ社会を切り開いてきた象徴で、憧れの存在であり続けている。60年以上も同じ車名を掲げてきた貴重な存在。国内での累計販売台数は300万台で、いま現在20万台が路上を走っている」と紹介した。また、自身のエピソードとして、運転免許を取得して初めて買ったクルマがR32スカイラインのGTS-tだったことも明かした。

中畔(なかぐろ)邦雄・副社長は具体的なポイントして、1)3L-V6ツインターボの搭載とスカイライン史上最高の400ps達成、2)ハンドリングの向上、3)高速道路の同一車線内でのハンズオフ運転を可能にし、ルート案内中に車線変更をサポートしてくれるプロパイロット2.0の採用を挙げて「新しいスカイラインとともに新しい時代に挑む新しい日産にご期待ください」と語った。同様に開発責任者の徳岡茂利さんも「日産の決意をデザインに込めた」とスピーチし、関係者は異口同音にインフィニティ・バッジ流用の“お仕着せ”から日産を象徴するクルマへと返り咲いたことを強調した。ちなみに外観ではフロントにVモーショングリルが、リアに丸4灯テールが用いられて前後に日産のCIマークを新たに装着。

なお、披露会にはフェンシング金メダリストで、先ごろ日産のアンバサダーに就任した太田雄貴さんも登壇。ひと足先に試乗した様子が放映され、プロパイロット2.0に関して「最初の1〜2分は怖かったけれど、途中から安心感に変わった」「運転する喜びと安心感の両方が得られる。ダマされたと思って一度試乗してほしい」と語った。

DSCN1427
会場にはプリンス時代に生産されていた初代、ケンメリの愛称でおなじみの4代目、6代目、7代目なども展示されてヘリテージを感じさせる演出も。星野副社長は「かつて日本グランプリで他社のクルマを追い抜いた時のような高揚感のあるクルマ」といった具合に過去の歴史も用いてスカイラインの持ち味・立ち位置を紹介した。

DSCN1433DSCN1438 DSCN1436 DSCN1434DSCN1432

 

スポンサーリンク