新型スープラのマットストームグレーメタリック外板色の「RZ」
今年度分24台の商談申し込み抽選受付中!!ニュル24h決勝当日発表
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28086838.html?padid=ag478_from_kv
トヨタは17年ぶりに5代目スープラを発売した。これを記念してつや消し塗装の「マットストームグレーメタリック」の特別外板色を施したスープラRZ(直6、3リッター)を今年度分として24台限定生産する。今月14日までウエブで商談予約を受け付けている。応募者多数のため抽選必至。当選者の発表は6月22~23日に開催される第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝当日だ。RZの車両価格は税込690万円、特別色のオプション代金として税込32万円がかかる。
通常モデルは先着順受付で、直列4気筒2リッターエンジンを搭載した「SZ-R」は税込590万円。
https://toyotagazooracing.com/jp/form/supramattestormgraymetallic_agreement.html#terms
今月上旬に行われた新型スープラの試乗会で、86に続いてチーフエンジニアの重責を担った多田哲哉氏は「ホイールベース、トレッド、重心高の3つでクルマの要素は決まる。新型スープラはかなり得意なディメンションになった。86よりもホイールベースは100mm短い2470mm。世界中の厳しい道でテストを重ねた。クルマの安定性を高め、曲がる性能を重視した」と仕上がりに満足げの様子だった。
デザインテーマは「コンデンスドエクストリーム」。凝縮された極限とでも訳すのだろうか。走りを重視して2シーターを選択し、ルーフ後方を強く絞ったデザインとした。デザイナー曰く、「いつまでも洗車しながら撫でていたくなるフェンダー」だそうだ。トヨタのスポーツカーらしさ、ヘリテージを継承した。
インテリアデザインでは、センターコンソールを高くて幅広くし、インパネは水平に通している。山道でクルマの挙動を知るのに計器類が踊るとわかりにくいため、ヘッドアップディスプレイまで含めてドライバーの前に置かれている。「人車一体」を徹底的に追求し、身体を保持する部分を大切にした。ニーパッドにもこだわったという。外板色は全8色。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)