RAV4が国内に帰ってきた。今回、装いも新たに登場したモデルは5代目にあたり、約1年前に北米NYショーでベールを脱いだ。
![RAV4gray](https://i0.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4gray.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
新型RAV4は先に世に送り出されたカムリやレクサスUXと多くのコンポーネンツを共有している。例えばA25A型2.5L直4エンジン(178ps/22.5kg-m)と電気モーター(120ps/20.6kg-m)が組み合わされたハイブリッド機構はカムリで実用化済みだ。また、使用燃料が異なるためにスペックこそ微妙に異なるものの、M20A型2Lエンジンと発進用ギアを有する新開発CVTはすでにレクサスUXに搭載されている。
4WDシステムの筆頭に挙げたいのはトルクベクタリング4WDだ。このシステムは後輪へのトルク伝達を制御するカップリングが左右それぞれに配されている点がポイントで、片輪が空転してしまっても接地している側の車輪にトルクが伝達されて簡単にスタックから抜け出せる。実際、片輪が浮くモーグルで乗り比べたところ、従来から使われているダイナミック・トルクコントロール4WD搭載車よりも短時間で走り抜けることができた。また、このトルクベクタリング4WDはハンドリング性能アップにも寄与しており、曲がろうとするチカラを発揮。おかげで、ミューが低くて滑りやすいダート路でもクルマが積極的に向きを変えようとする。
![RAV4blue](https://i0.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4blue.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![RAV4black](https://i1.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4black.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![RAV4red](https://i2.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4red.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![05C_RAV4](https://i1.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/05C_RAV4-2.jpg?resize=300%2C208&ssl=1)
もちろん、SUVに欠かせない使い勝手の良さも備わっている。例えば横開き式から上開き式に変わったハッチゲートには電動開閉機能だけでなく、バンパー下に足をかざすだけで操作できるハンズフリー機能も用意。また、ラゲッジ床面は汚れを拭き取りやすい樹脂面と荷物が滑りにくいカーペット面のリバーシブル仕様に仕上がっており、加えて上下に設置位置を変えられる。55mm低い下段にセットすれば転がりやすい荷物が動き回るのを防ぐこともできそうだ。このほか、ステアリングヒーター、運転席&助手席の快適温熱シートなど、寒い季節に重宝するアイテムが用意されているのも見逃せない。
![RAV4int1](https://i2.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4int1.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![RAV4meter](https://i2.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4meter.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![RAV4trans](https://i1.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4trans.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![RAV4seat](https://i0.wp.com/mag-x.jp/wp-content/uploads/2019/04/RAV4seat.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)