スバル、通期売上げ、利益、台数見通し下方修正! 「吉永改革」について「具体的な成果は申し上げにくい」

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スバル、通期売上げ、利益、台数見通し下方修正!
「吉永改革」について「具体的な成果は申し上げにくい」
通期見込みは下方修正された。売上高3兆1200億円、前年度比3.5%減、営業利益1850億円、同51.2%減。配当予想は据え置いた。
スバルの今年度第3四半期累計決算は、売上高2兆3774億円、前年同期比2.5%減、営業利益1537億円、同49.8%減だった。
期中の世界販売台数は76.21万台、前年同期比5.0%減だった。国内とアメリカが二桁のマイナスとなった。通期では99.64万台、前年度比7.05万台減に引き下げた。
質疑応答。
Q 生産停止の影響は?
A いつフル稼動できるとは言えないが、ねんどないには持っていきたい。個別のリコール費用は言えないが、大きな減益要因になるとは考えていない。
Qトヨタとのアライアンスについて。
A しっかりと進めたい。自力でやっていくのはどこでも簡単ではない。大事な経営要素だと考えている。
Q新NAFTA の影響は?
A 台数が2.5万台なので大きな影響があるとは考えていない。
Q クレーム費の中身について。
A今年度は完成検査60億とバルブスプリングが550億。昨年度は完成検査は250億円レベル。4Qは生産台数減によりタマの供給が減り、売上も減ると予想している。品質については心に強く止めるようにしている。
Q 年間の生産計画について。
A電動パワステの不具合により3万台程度の生産に影響している。軽々に「足らないから増やす」とは言えない。しっかりと品質確保を全うしながら取り組む。
Q 国内販売への影響は?
A 減益要因は工場停止が一番大きい。次に部品の高騰。一月の受注は昨年並み。登録車の月販1万台を死守したい。昨年度が14万台と高かった。今年度は量販車種が落ちた。10万台程度が目安。
Q 工場停止の影響は?
A 現段階で3万台程度。挽回はしたいが。アメリカは86カ月連続で前年を超えている。市場は厳しいが、販売は順調。新型フォレスターも出る。今年度70万台をやっていきたい。現場の士気も高い。環境対応により台あたり利益は少し下がっている。
Q 米中の貿易摩擦の影響は?
A 正直なんとも言えない。アメリカの販売比率が6割以上で高い。半分以上はアメリカ国内生産だが、輸出もしている。
Q 残業代の未払いと過労自死の背景について。
A なんとも言えない部分があるが、商品が特にアメリカで受けて。数年で急成長した。管理面もしっかりとコントロールするのがあるべき姿。努力していなかったわけではないが、歪みが全くなかったわけではない。これを正すのが使命。
Q 100万台割れ見込みについて。
A 正直に言って残念。本心です。アメリカが好調な中で残念。工場停止の影響。自動車会社として品質を確保するのが大事。その上で生産性の向上を図る。
Q 財務への影響は?
A 支払いペースで納税が増えてる。危機感を持っている。資金の余力はある。減ったのは事実。重く受け止めたい。
以下の質問を行なった。
Q「吉永改革」の進捗状況は?
A 具体的な成果は申し上げにくいが、取締役会等でそのような発言がある。
Q トヨタアライアンスの中でのスバルの貢献部分は?
A AWDを低コストで作ること。アイサイトやスポーツ車を作ること。協調分野で一緒にやることに価値がある。
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