確報! 日野自動車、トータルサポートに力こぶ

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確報! 日野自動車、トータルサポートに力こぶ

日野自動車の今年度第3四半期累計決算は、売上高1兆4597億円、前年同期比9.9%増、営業利益631億円、同2.8%増だった。通期の見通しである売上高1兆9300億円、前年同期比5.0%増、営業利益860億円、同7.1%増は変えていない。

期中の世界販売台数は、15万4531台、前年同期比12.2%増と過去最高だった。全リージョンで前年同期比プラスだが、インドネシア、タイ、米国などで前年同期比二桁の伸びだった。
20.7万台の期初見通しは達成できる。販売台数、収益ともに業績予想を据え置いた。
足元の環境は不透明だが、中期計画を達成できるよう毎年着実にやっていく。
質疑応答。
Q 消費増税の駆け込み需要について。
A 来年度上期には出るだろうが、年間では大きな影響はないだろう。
Q  米中の景気減速について。
A 世界経済には非常に不透明な影響がある。拡大のペースが緩やかに調整されると見ている。新興国の通貨で影響が出て、経済に影響するリスクがある。インドネシアの石炭価格が下がっている。
Q  国内市場でのシェア向上について。
A 新車が好評。お客様との繋がりで競争力がある。トータルサポートをこれからもやっていく。2025年に向けてでも示したが、国内市場は落ちていくだろうが、シェアを伸ばしていく。
Q 2025年 営業利益率10%目標について。
A ひとつの目線として設定している。新車よりもトータルサポートの収益を上げていく。お客様に近いところでより早くより効率的に商品を届ける。古河の生産工場隣に架装工場を作った。アセアンでも拠点化を示している。商品面ではJDパワーでの高い評価を得ている。
いすゞとの差は見習うべきところがある。架装をいすゞは生産の近いところでやっている。利益率の高い保有ビジネスを強化していく。リーンなオペレーションをやっていく。
Q 後付けASVについて。
ロジスティックジャパンを作り幹線輸送の効率化を目指した。荷物の積載率をいかに上げるか。マッチングの強化していく。
ASVも積極的に進める。ドライバーの状態を監視する運転支援、サポートの装置を積極的に開発し、精力的にやっていく。
Q トータルサポートの具体的な中身は?
A クルマの稼働を止めない。動く時間を最大化、費用を最小化することにお客様は関心がある。整備点検の効率化、大きな故障で車を止めてしまわないようITを使った予防整備、予兆管理する。いろんな面でのサポートですね。もっともっとお客様と繋がっていくことを目指している。
拠点のリニューアルに100億から150億円のお金を毎年作っている。金融、リースも含めて拡大していこうと。クルマ使い終わるまで関わっていきたい。
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