ホンダ、通期売上高見通しを上方修正!

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速報! ホンダ、通期売上高見通しを上方修正!

ホンダの今年度第3四半期累計決算は、売上高11兆8395億円、前年同期比3.4%増、営業利益6840億円、同3.2%減だった。営業利益率は前年同期の6.2%から今年度は5.8%となっている。

通期の見通しは売上高15兆8500億円、前年同期比4888億円増で、前回発表見通しから500億円増とした。営業利益7900億円、同5.2%減は変えていない。

期中のグループ四輪車世界販売台数は、395.9万台、前年同期比5.6%増だった。
質疑応答。
Q  第3四半期で営業利益を減らした理由は?
A 四輪事業では、中国は前年を上回る実績となった。メキシコ工場は11月には正常稼働に戻っている。主な理由は四輪事業でインセンティブ増、品質費用の増加。CR-Vの売り切り費用は一過性のもの。中国は後半に盛り返した。直近の中国は回復している。昨年を上回る販売を目指したい。2018年はアメリカは1700万台を少し下回る水準か。
Q  日欧EPAに対する期待は?
A 欧州では関連する部品の関税が撤廃されるのは歓迎。大きなスキーム変更は考えていない。
Q  コストダウン効果が期初見通しを上回っている。
A 地道な活動が効いてくる。作り方の効率、より人手をかけずにやるか。日々の積み重ね。
ホンダは従来通り品質、コスト、安定供給の面で競争力のあるものを買っていく。トヨタとパナソニックとの協業会社からも競争力があれば買う。基本的に必要のあるところで買う。
Q  品質関連費用が増えている。
A 少し案件が出た。
Q  北米の収益について。
A ひとつは会計基準の差。卸売り台数について計上したこと。CR-Vの売り切り分。
Q  中国の状況について。
A年初のCR-Vのダイリューシヨンが思ったより長引いた。アメリカ製のクルマが減っている。日本と欧州車が伸びている。12月には過去最高、1月も前年同期比5%以上増。これからさらに増やせる期待をしている。
Q  ブレグジットの影響は?
A 状況を注視している。3月に向けて混乱を避けるために生産のスケジュールを早めにしている。
Q  東風ホンダ第3工場について。
A 12万台で今春稼働。125万台になる。能力的には足らない状況。電動化車両に対応している。
Q  四輪車の収益が上がらない。
A 稼働率を上げる。狭山、タイ、ブラジルなどで稼働率アップを進めている。開発のモジュール化、部品の共通化をシビックからCR-Vなどに広げていく。
Q  中国の競争環境は?
A 数の順位は意識していない。年初のCR-Vにより計画に届かなかった。中国での自主開発モデルが好評。
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