マガジンX2017年11月号でスクープしたスズキハスラーのAピラー付近から異音が出たり、ダッシュボードとの間にすき間ができるトラブルについて、スズキ自販山口から購入者のAさんに対して先ごろ対策品への交換の案内がきた。症状発生から2年が経過してようやくスズキが改善策を提案した形となった。
https://www.mag-x.com/shop/products/detail.php?product_id=100
その後、2018年4月にはスズキが改善策を検討中のスクープもサイバーXに掲載した。スズキ自販山口はこの間、Aさんをクレーマー扱いするかのように、対応を弁護士に一任。自らは非を認めることもしなかった。本誌では対策品への交換について取材を続けている。心当たりのあるハスラーユーザーの皆様はぜひ購入店に問い合わせて欲しい。
特報 ハスラーの「すき間」について改善策を検討中!!
ハスラーのAピラーとダッシュボード(トリム)のすき間が室内の温度変化によって、広がったり縮んだりする不具合。これについてスズキから回答が来た。
「原因については調査中です。現在、改善策を検討しています。もうしばらくお待ちください」(広報部)との説明だった。スズキに対しては、「ユーザーのためにもなるべく早く対策を発表して欲しい」と告げておいた。
なお、すき間と異音の関係については、「因果関係はない。すき間があってもなくても音は出る。インパネとトリムが擦れるなど、複合的な要因できしみ音が発生する。これについてはメーカー保証の範囲内で対応している。対策品も出している」と説明する。
記者も異音を防ぐために、Aピラー内に緩衝材を入れるなどの対策を承知しているが、「緩衝材を入れても異音はなくならない」(あるハスラーユーザー)との意見が複数寄せられている。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)