AMGの新しいモデル「AMG53」シリーズを発表

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メルセデス・ベンツ日本は9月6日にメルセデスAMGの新しいモデルシリーズとなるAMG53シリーズを発表した。ラインナップはEクラスベースのE53とCLSクラスベースのCLS53の2種類で、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」をすべてのクルマに採用する。E53のセダンとステーションワゴンは9月6日より、E53クーペとカブリオレ は11月より、CLS53は10月よりそれぞれデリバリーを開始する。

AMG53シリーズは、S450で初採用した直列6気筒エンジン「M256」にISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムおよび電動スーパーチャージャーをAMGで初搭載したモデルとなる。さらなるハイパフォーマンス化を図るため、S450よりもターボを大型化することで最高出力は+68馬力、最大トルクは+20Nm向上させている(435ps/420Nm)。48V化によって実現した電動スーパーチャージャーは、ターボラグの少ない大排気量NAエンジンのようなスムーズな加速となり、ISGは加速時の電気モーターによるアシストだけでなく、シフトチェンジの際にもエンジンを最適な回転数にアシストするため、スムーズでタイムラグの少ない変速も実現している。AMGらしいハイパフォーマンスであることはもちろん、電気システムの搭載で快適性能や環境性能も高次元でバランスさせたことで、日常域でも心地の良いドライビングプレジャーを得られるように開発されている。

デザインでは、E53セダン/ステーションワゴンではフロントグリルをダイヤモンドグリルに、E53クーペ/カブリオレとCLS53はシルバークロームのツインブレードグリルを採用。リアにはボディ同色のトランクリッドを装着し、専用デザインの大型リアディフューザーとデュアルエグゾーストを採用。ホイールは20インチのハイグロスブラック/シルバーの2トーンとなっている。

発表会に登壇したメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、「直6エンジン+ISGのパワートレインは上級車種を中心に今後も車種を広げていく予定。単にマイルドハイブリッドによる燃費性能だけではなく、スムーズな加速感や静粛性など快適性の向上にも貢献するシステムとして本国では開発を進めており、クラスごとにわけて電気システムを開発、導入していこうと努力している」と語った。

メルセデス・ベンツ日本では39年振りとなる新型Gクラスにはじまり、新型CLS、Cクラスの改良型など、続々と新型車を投入している一方で、シェアカープラス(新車購入後の3年間に3回好きなクルマを1週間レンタルできるサービス)やサスティファクションプラス(購入から1年後に新車乗り替えをサポートするサービス)、dカーシェアでの試乗サービスなど新しいサービスにも取り組んでいるが、業績は必ずしも好調とは言えないようだ。「ラインアップを増やしていくことでニッチな市場も取り込んで台数を確保したいと考えているが、クルマに対する価値観の変化や選択肢が増えてきたこと、ここ最近発生している自然災害などの影響もあってマーケットは安定していない。当初は対前年を超えたいと考えていたが、現在は対前年並みを維持することを考えて社内で調整を行っている」と上野社長は語っていた。

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■AMG53シリーズ税込価格

E53 4MATIC(左/右ハンドル):1202万円

E53 4MATICステーションワゴン(右ハンドル):1239万円

E53 4MATICクーペ(左/右ハンドル):1213万円

E53 4MATICカブリオレ(右ハンドル):1268万円

CLS53 4MATIC(左/右ハンドル):1274万円

メルセデスAMG公式サイト http://mercedes-amg.jp

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