確報! マツダ、平成30年7月豪雨の影響、旧盆明け休み以降も残る可能性。

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  • 確報! マツダ、平成30年7月豪雨の影響、旧盆明け休み以降も残る可能性。

マツダの第1四半期決算は、売上高8731億円、前年同期比8.9%増、営業利益331億円、同17.2%減だった。世界販売台数は同 7%増の40.3万台。

今年度見通しの売上高3兆5500億円、前年同期比2.2%増、営業利益1050億円、同28.3%減、世界販売台数166.2万台変えていない。平成30年7月豪雨の影響は調査中としている。
質疑応答。
Q 西日本豪雨への受け止めについて。
A 被災された皆様にお見舞い申し上げます。一番の問題は交通網の遮断。呉市や東広島市がら通う方が大変な状況にある。まずは地域の安全と交通状況に配慮する。10日までは残業をしない。復興復旧を最優先にする。正常な操業に向け取り組んでいきたい。影響については生産だけでなく、10万台以上の在庫を活用し、リーンにしていくことで業績への影響の最小化を図りたい。
Q 米中の貿易摩擦の影響について。
A非常に難しい問題。関税、貿易摩擦の問題については、まずは注視する姿勢。自由で公正な貿易環境を支持していく。現地のオペレーションや価格やグレードのミックスなどを工夫してベストな対応を行っていく。
Q 夏季休暇の後には生産量を上げていくのか?
A 夏休みまでは残業を抑制する。休みを使って機械のメンテナンスをしっかり行っていく。一番の問題は交通網。通常の2倍くらい時間がかかる。地域の方が苦労されている。JRの回復、復旧がポイントだが、しばらく時間がかかる。10月くらいまではかかる。取引先も苦労している。
Q 販売好調なのになぜ儲からない理由は?
A 原因のひとつが販売費用増。昨年の第1四半期は販売費が少なかった。そのため数字が増えている。欧州のCO2ペナルティを100億円、年度で計上している。スカイアクティブXが出揃うまでは2年程度かかる。DE車の販売が足元で18%まで低下している。
前年同期比2.6万台販売増で140から150億円程度の売上高増だが、ほぼ同額の販売費がかかった。
Q アジアや中国について。
A 中国の利益は19億円程度増えている。3ヶ月遅れで決算に反映される。クロスオーバー系も増えている。
タイとベトナムが牽引している。140ディーラーを今年末までに新世代店舗に改修する。CX-5などの上級モデルも好評。ベトナムは関税低減が昨年末に行われた。質の高い成長を狙っていく。
Q コスト改善66億円について。
A 市況材料、アルミの価格が悪化要因。貴金属も上がっている。30億円超のコストアップ。これに対して100億円近いコスト削減を実施した。利益にこだわりを持ってやっていきたい。
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