スズキ登録車年販12万台実現のカギ握るクロスビー

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スズキがSUVとワゴンをクロスオーバーさせた新ブランドの小型車「クロスビー」を発売した。税込み価格は176万5800円〜214万5960円、月販2000台が目標に掲げられている。Xbee_9004

東京モーターショーで先行披露されたように、クロスビーにはハスラー似のフロントマスクや180mmの最低地上高が与えられており、スノーモードやグリップコントロール、ヒルディセント・コントロールを含む4WD機構と相まって高い走破性が確保されている(2WD車も設定あり)。
パワートレインには1L直3ターボにマイルドハイブリッドと6速ATが組み合わされ、JC08モード燃費で22.0km/L(4WD車は20.6km/L)を記録している。Xbee_9009Xbee_9012

都内で会見に臨んだ鈴木俊宏社長は「2年連続で登録車販売が10万台を超えられた。できるだけ早い時期に月販1万台(=年12万台)を達成したい」との意気込みを語った。さらに、実現する手立てとして「商品が良いだけではダメ。営業力も高めて(商品との)両輪で台数を増やしていきたい」と説明した。一方で同じセグメントにあるイグニスとの競合を懸念しつつ「いろんなコトにチャレンジして、お互いに台数を伸ばしていけたらいい」とコメント。Xbee_8990

チーフエンジニアの高橋正志さんによると、コンセプトは「もっとみんなで、もっと遠くまで遊びに行こう」。それを実現するために余裕あるパワートレインを搭載したとのことだが、同時にジェネレーターでエンジンを再始動する独自のマイルドハイブリッドを用いて静粛性にも力を注いだという。顔つきがハスラーに似ている点については「初めてハスラーを披露した時から小型車版を求める声が多かった。(ハスラーに)似てはいるが、立体感が違う」と説明。ボディ側面の抑揚にも小型車ならではの自由度が活かせたそうだ。Xbee_8987

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