国の検査ラインにおける不適切検査
いつまでも改善されないていたらく
民間の完成検査不正を言える立場か?
昨年から続いている旧検査法人(現在の自動車技術総合機構)と軽自動車検査協会による自動車検査ラインでの不適切検査について、国交省自動車局整備課に確認した。
昨年は主に検査担当者らによるデータ入力ミスなどが不適切検査の原因だったのだが、その後の調べで今度は検査機器そのもののプログラム設定ミスなどが新たに判明した。国は具体的な再発防止策をさらに細かく規定するよう指示したと言う。「昨年はヒューマンエラー、今回は機器のプログラムの設定ミス、再発防止を強く指導した」(整備課)と憤りを隠さない。具体的な再発防止対策の内容は年度内をメドに機構側から国に提出される予定だ。
不適切検査が行われた可能性のある車両については、個別にダイレクトメールなどを発送して再検査を促すことになった。
折しも国は検査ラインの近代化を議論している最中。民間の完成検査不正を正すのも大切だが、まずは国と機構も自らの襟を正す必要がありそうだ。
https://www.naltec.go.jp/topics/fkoifn0000005s79-att/fkoifn0000005s8g.pdf
https://www.keikenkyo.or.jp/notice/2017/attached/0000016741.pdf