マガジンX8月号で指摘した国交省による後づけASV排除ともとれる通達疑惑。本誌指摘後、排除の文言を消した通達を出し直した話は前回書いたとおりだ。真意を質さなければならないと思って、昨日、ふたたび国交省自動車局を直撃した。「3月までは後付けASVの製品が存在しなかった。6月末の段階では製品が出たので、通達を出しなおした。見方の問題だが、 マガジンXの記事は関係ない。偶然。誤解を招くのは良くない。今後、見直していく」(旅客課)。嘘の上塗りである。昨年度末時点で後づけASV装置が市販されていなかった事実はない。当局はさっさと非を認めて国民本位の行政に立ち返るべきだ。マガジンX11月号で詳しく報じる。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)