トヨタとマツダが「結婚会見」。 時代が変わっても、「愛」のあるクルマを作る!

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トヨタとマツダが「結婚会見」。
時代が変わっても、「愛」のあるクルマを作る!

本日夕刻、トヨタとマツダの資本業務提携が発表された。以下は両社長のコメントの要約。
小飼社長。
互いに協力するもの。2020年に創立100周年を迎える。協力し合い、その先のモビリティ社会を作りたい。自動車会社はとことんクルマにこだわらなければならない。その気持ちは誰にも負けない。規模や領域の違いはあるけど、共通点は多い。小さくともより際立つブランドを育てていく。相互に刺激を与えながら、人材を育て、次の100年に向かう。
豊田章男社長。
まったく新しいプレーヤーがもっと未来を良くしたいと思って参加している。対立軸ではない。我われはモビリティ社会を支えてきた自負がある。とことん、クルマにこだわらなければならない。
どんなに時代が変わっても「愛」のつくクルマを作り続ける。クルマを愛する仲間を得た。「負け嫌い」に火をつけた。未来のクルマを決してコモディティにしたくない思い。
質疑応答。
豊田
相互に持ち合い、資本提携に踏み込んだ理由は?
2年間、様々な検討をしていくなかで、変化があった。カンパニー制を敷いたり、ダイハツの子会社化などがあった。クルマへの愛、ふるさとへの愛。愛のつくモビリティにトコトンこだわることを本気で思っている。
小飼社長は広島の会社である。存続の危機を助けてもらったのは世界各国のふるさとな人たちだった。
自主独立制度 を尊重し、持続性を持たせるために資本を持ちあった。
小飼
たゆまぬ努力、凄みを感じる努力を感じた。中長期的、継続的な提携に持っていくことが必要だと思った。

米政権の意向が影響したのか?
小飼
第六世代のスカイアクティブから第七世代にメドをつけつつある。現地で効率的に短時間で作り、お客様に喜んでいただける。工場の品質はとても大事。商品、販売、品質でアメリカのお客様に喜んでいただくためにやっていく。
豊田
大統領の発言はまったく関係ないが、北米での最適な生産体制を再度見直した。カローラは米国に集約する。2019年からカローラを生産予定だったメキシコ工場でのタコマを含め、北米で年間40万台近くを生産する。

電気自動車について。
豊田
現在、発展期、創世期の段階。今後の変動にフレキシブルに対応できる体制を協業によって進めていく。TNGAと一括企画、モデルレス開発で、電気自動車の基本技術を高めていく。
トヨタのEV事業企画室が合流し、コモンアーキテクチュア構想にも参加していく。
将来はアメリカで電気自動車を作る可能性はある。
電気自動車は「味」を出しにくい。電気自動車をどうブランディングするかが課題。
小飼
モーターをパワートレーンとするクルマはどうあるべきか一生懸命取り組んでいく。

婚約会見から2年。この間のお付き合いについて質問した。
豊田
2年間で当社を取り巻く環境は変化した。美祢サーキットや三好試験場でマツダの皆様とお会いできた。飽きるどころか潜在的な魅力を感じた。資本は結納金なのかなあと思う。
小飼
2年間で、さらに「もっと良いパートナー」だと分かった。トヨタの人たちはどん欲に変革を求めていく向上心がある。また、皆様、良い人柄の方たちばかり。トヨタに訪問するといつも温かく迎えてくださった。付き合っている社員は人間関係が構築されていると思う。これから本当の結婚となるよう一生懸命努力していきます。

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