質疑応答版。 スズキの今年度第1四半期決算増収増益 各利益、販売台数とも過去最高を記録

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質疑応答版。
スズキの今年度第1四半期決算増収増益
各利益、販売台数とも過去最高を記録

スズキの今年度第1四半期決算は、売上高8693億円、前年同期比15.3%増、営業利益851億円、同43.8%増だった。当期の四輪車世界販売台数は、74万1000台。同9.7%増で、過去最高だった。
通期の見通しは、売上高3兆4000億円、前期比7.3%増、営業利益2400億円、同10.0%減。四輪車世界販売台数は307.1万台、前年度実績から15.3万台増、5.2%増を見込んでいるが、今年度見通しは変えていない。
質疑応答。
1Qの営業利益率は9.7%に達している。
最大要素は売り上げ構成変化。国内はスイフトとソリオは台数が維持できた。欧州については、ビターラが好調に売れている中でミックス改善された。若干、数字は落ちたが、Sクロスが良い。
インドネシア、タイは輸出モデル含めて台数増。品質費用も減って販売費増加分を吸収した。
インドのGSTの影響は?
インドは色んな税がある。複雑な税が一本化された。物流などにもプラス効果。待ち望んでいたところ。HVは従来より増税になっている。インド政府はEVに財源を傾けている。

今期予想を据え置いたが?
とんでもないリスクを描いているわけではない。確かに第1四半期は計画を上回ったが、今後の状況も見ながら考えていきたい。

オランダのDE不正疑惑について。
欧州で販売するうちの1割くらいがDE。我われもビックリした。エンジンはフィアットクライスラーから供給されている。情報収集している。様子を見ていきたい。フィアットに一次的に対応してもらいたい。
英仏が近未来に内燃機関が中止になる。電動車政策の中で考えていく。足固めをしてスタンバイしておく。欧州の話しが始まる前から対応している。それぞれ国年内よって事情は違うが、しっかり対応していきたい。
国内の軽自動車市場について。
足元はなんとなく戻ってきているかなぁた見えるが、一昨年まで戻っていない。横ばいくらいかなぁ。硬めに考えている。地方で人口減少により、公共交通が廃止すれる可能性がある。唯一の移動手段廃止マイカー。軽自動車は存在意義をしっかり位置付けて頑張っていかなければならない。不慣れな方でも乗りやすいクルマ。それに応えられるような安全装備をつけていく。ニーズに適時応えられる商品を出して、需要に応えられるようにしたい。
トヨタとの協議の状況について。
状況は同じ。ウインウインの関係を検討していく。
自動運転について。
安全がらみについては、サプライヤーから提案があり、開発現場で揉んでいる。我われとしてもしっかり研究開発も急いでいく。大手より少し遅れ気味だった。いきなり自動走行には行けないが、安全運転支援、サポカーの研究開発、情報収集を強化していきたい。

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