日産およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナルは17日、日産/ニスモの2017年モータースポーツ活動を発表した。スーパーGT GT500を中心に多くのカテゴリーで活動するようだ。さらにドライバーも育成していく。2017年に日産/ニスモがレースでどんな活躍をするのか楽しみだ。
- SUPER GT GT500
日産/ニスモは、2017年、新規に開発した4台のNissan GT-R NISMO GT500で参戦し、SUPER GT GT500クラスのタイトル奪還を目指す。日産系チームの総監督は、ニスモ常務執行役員の田中利和氏が引き続き務める。
No. | チーム | 監督 | ドライバー | 車両名 | タイヤ メーカー |
23 | NISMO | 鈴木豊 | 松田次生/ ロニー・クインタレッリ |
MOTUL AUTECH GT-R | ミシュラン |
12 | TEAM IMPUL | 星野一義 | 安田裕信/ ヤン・マーデンボロー |
カルソニック IMPUL GT-R | ブリヂストン |
24 | KONDO Racing | 近藤真彦 | 佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R | ヨコハマ |
46 | MOLA | 大駅俊臣 | 本山哲/千代勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R | ミシュラン |
- カスタマーレーシングプログラム
日産/ニスモは、レースカーやエンジンを世界各国に供給するカスタマーレーシングプログラムを拡。
1) カスタマーレーシング – GT3 プログラム
2012年に販売を開始したNissan GT-R NISMO GT3は、これまで33台を販売し、日本、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、中国でレースに参戦してきた。ニスモは、2017年も引き続きNissan GT-R NISMO GT3のカスタマーへ、車両供給、及び技術支援を行う。
日産/ニスモは、SUPER GT、スーパー耐久等に参戦するカスタマーチームに技術支援を行うとともに、以下のレースに参戦するチームを支援。
・ブランパンGTシリーズ エンデュアランスカップ
・SUPER GT GT300クラス
・スーパー耐久シリーズ ST-Xクラス
Nissan GT-R NISMO GT3(R35)エボルーション車の開発
日産/ニスモは、競争が激化するGT3市場での大幅な戦闘力向上を目指し、2018年に向けてNissan GT-R NISMO GT3(R35)エボルーション車を開発行う。
2) カスタマーレーシング – エンジンサプライプログラム
日産/ニスモは、エンジンサプライプログラムを拡大。今季は新たに、IMSAのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)とFIA世界耐久選手権(WEC)のLM P1クラスのプライベーター向けエンジンを供給。
IMSA デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)
日産/ニスモは、新たにDPi車両向けのGT3仕様をベースとしたVR38エンジン供給。
FIA 世界耐久選手権(WEC) LM P1
日産/ニスモは、V6ターボ3.0リッターエンジン(VRX30A evo.)を供給。
LM P3 各シリーズ
日産/ニスモは、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズやミシュラン・ル・マン・カップ、アジアン・ル・マン・シリーズ等に参戦するチームに、VK50エンジンを供給。
- ドライバー育成
日産/ニスモは、若手ドライバーのレース参戦を引き続き支援。前述のSUPER GT GT300クラスへのエントリーに加え、高星明誠選手の全日本F3選手権への参戦を支援。
- その他の活動
オーストラリア: スーパーカーズ選手権