速報!! トヨタ待望のコンパクトSUV、C-HR発表。 すでに3万台近く受注!
以下は小西良樹チーフエンジニアと古場博之主査の話。
デザインと走りにこだわった。
新型プリウスに次ぐTNGA第二弾。「もっといいクルマを作る」が目的。
世界でコンパクトSUV市場は拡大している。活況を呈している。若い人を主体とした市場。スタイルと外観を重視する。
30歳代までの独身者又は、夫婦二人。さらに50歳代のポストファミリー。C-HRとは、コンパクトハイランダー、クロスハッチランナバウト。
オーリスを少し大きくしたくらいのサイズ。5.2mのクラス最小の回転半径。
全高に対してタイヤが大きい。ダントツの全高比。バックウインドウ25度は空気が渦を巻く角度。難しかった。
「我が意の走り」 レスポンス、リニアリティ、コンシステンシィの3つの要素。
「Being fast」できるだけスピードを落とさない。流れるような効率的なドライビング。しっかりと足を動かしながら走る。ドイツ現地でのチューニングを行なった。2013年からニュルで先行車両開発。
HVはプリウスのもの、ターボはオーリスのものをレギュラーガソリン仕様で搭載。
お客様が見て触れる部品はほとんどがオリジナル。一括商品企画で浮いた元手を商品力向上に再投資する。
デザインワードは「センシャル スピード クロス」。アイデアスケッチを市販車に反映できた。
新規開発2色を含み8色。
質疑応答。
コンパクトSUVの後発の戦略は?
開発スタートは2010年の初め。当時から世界的には伸びそう。欧州はすでに伸びていた。皆さん、カッコよさを強調していた。走りに不満があった。コンセプトを固めて実現しようとしたら、TNGAが最適と判断した。思いとしてはもう少し早く出したかったが。
C-HRはカッコを突き詰めるために、後席や荷室は割り切った。求めるものが他と違うカッコ良さ。たくさん売るというよりは、気に入って買ってもらう。カッコ良さのためなら、実用性は多少捨てても良い方向に流れてきているのかなぁ。
TNGAの適用によってどのようなメリットがあるのか?
20%以上の効率化が図れる。
発表の仕方について。
今までのトヨタらしくない、に則った訳ではないが、トヨタとしてはタイミングが遅いので、事前に目に触れる。今までにないトヨタの公開の仕方。
世界販売台数は?
17万台をトルコ10万台、日本7万台作る。トヨタ自動車東日本の仙台で。日本向けとオーストラリアむけ。100カ国以上で販売。
デザインが販売にとって重要。プリウスのアメリカでの評判が良くないが?
クロスオーバーは、お客様のスイートスポットにハマれば惚れてもらえる。競合車は正直ないが、ヴェゼルやCX3かな。
Cセグひとつでは難しい。スタビライザーの径は3つ作った。
「トヨタのクルマなんて」と思っていた人にお客様に振り向いてもらえないか。
「トヨタの世界戦略車」と言うのはもったいない。
色んな意見があった。トヨタらしからぬクルマづくりをしてきたつもり。
TNGA第二弾の進化点は?
品揃えを増やした。スタビライザー、アブソーバーを増やした。商品づくりの幅が増えた。静粛性はプリウスより高い。
TNGAとCE制度は矛盾しないのか?
生々しいしい話をすると、CE6名くらいと議論を重ねた。一年半くらいはスッタモンダした。やっと定着してきた。
プラットフォームは数車種に展開していく。近日中に出す。
17万台のうち、新規客の割合は?
トヨタの保有客のうち2割前後から他社からの乗り換えユーザー。それをいかに増やすかがC-HRの使命。若年層とトヨタ保有客以外のお客様がターゲットです。アメリカ市場では来年導入する計画。トルコ生産で対応する。トランプ新大統領の発言もあるので、検討して行かなければならない。
コンパクトSUVは開発当初の調査でスタイリングを重視する。ただし、アメリカは荷物を載せられるフィーリングがあったようだと受け止めている。クリニックでは非常に評判が良い。若い人からは、「これがトヨタのクルマなのか!」と言う受け止めだった、
日本市場での受注台数は?
現在、2.9万台。納期は3月の初旬から中旬。