図柄入り東京オリンピック パラリンピック記念ナンバープレートを導入!
国交省は2020年夏開催の東京オリンピック パラリンピックを盛り上げるため、図柄入りの記念ナンバープレートを導入すると発表した。台あたり1000円以上の寄付金を募り、リフト付きバスやユニバーサルデザインタクシーの普及促進などに役立てる考え。
2019年開催予定のラグビーワールドカップの図柄入り記念ナンバープレートに次ぐもの。ラグビーワールドカップ記念ナンバープレートは、組織委がデザイン提案し、来年4月頃から交付が始まる。過去にバンクーバーオリンピック、アトランタオリンピックなどでも同様の図柄入りナンバープレートが導入された例がある。
東京オリンピック パラリンピック記念図柄入りナンバープレートは、年初から1月末までデザイン案を公募した後、選考委員会での絞り込み、パブコメを経て来年10月以降、交付を始める予定となっている。国交省の想定では、年間100万台の申し込みにより、3年間、毎年10億円の寄付金収入が得られると試算されている。
記念図柄入りナンバープレートの交付は、2020年9月のパラリンピック終了時点まで。なお、交付されたナンバープレートは、移転、抹消登記などがされるまで、クルマの使用期間中有効。さらに希望者は登記移転後もナンバープレートに穴を開けた状態で手元に置いておけるそうだ。
記念ナンバープレートは、登録車と軽自動車乗用車が対象。ナンバープレートが黒字の軽自動車後事業用車と二輪車は対象外。ナンバープレートの交付は、国が指定した交付代行者が行なっている。今回は通常のプレス式とはナンバープレートの製法が異なり、製作枚数も少ないことから、交付手数料も割高になることが予想されるが、「オリンピック パラリンピックを盛り上げるために、できるだけ廉価にしたい」【自動車情報課】と話す。
とは言っても一般のナンバープレートより割高になるのは必至。「天下り先が潤うことのないように願いたい」と釘を刺しておいた。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000015.html
なお、図柄入りナンバープレートは、平成30年10月以降、地域名を表示した地方版の製作も予定されている。
添付写真はラグビーワールドカップの図柄入り記念ナンバープレートの見本。事業用車には、全体を緑バックにするのではなく、緑の縁取りで対応する。
取材 文 写真/神領 貢【マガジンX編集長】