記事は自らの足で稼ぐもの
タダほど高いものはない!
著作権者に敬意を払わず、また、あたかも自分のオリジナルであるかのように振舞って、おカネを稼ぐ、あるいは不適切な話を拡散する。
「記事は自らの足で稼ぐもの」と徹底的に仕込まれたものとしては、憤りを超えて情けなさすら感じます。
記者がマトモに取材して、人並みの生活を送るのに、「一文字一円以下」では、それもままなりません。勢い、どこかに手抜きが生じます。受け手が「タダほど高いものはない」と知ってくれている世の中はもう帰ってこないのかなぁと、記者を生業に35年やってきたものとしては、暗澹たる気持ちにさせられる事件でした。
記者を生業に35年やってきたものとしては、形のない情報に皆様の大切なお金をどうすれば支払っていただけるか、常に考え行動してきました。
その鍵はオリジナルしかありません。他の発信者からでは得られないネタをご提供してこそマガジンXは生きられるとおもっています。よろしくお願い申し上げます。
未だに机の前にいるより、現場にいる時間の方が圧倒的に長いというのは、世間から見れば、どうかと思うのですが、小さな所帯でマガジンXを続けていくには、これしかないと思っています。発信者がネットからの情報をあたかもオリジナルかのように振舞って拡散する発想が少なくとも私には理解できません。
マガジンX一冊の手取り収入で、東京メトロ初乗り料金の2回分にも足りません。編集部と都心の現場を往復するだけでも、実は大変です。
一般論ですが、記者が現場に出るにはどれだけのコストがかかるか、プラットフォーマーは知っているのかどうか。