横浜ゴム平塚製造所、第3回「生物多様性パネルディスカッション」開催

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横浜ゴムの平塚製造所は、製造所内で開催した体験型環境イベント「第8回 Think Eco ひらつか 2016」にあわせ、所内で「生物多様性パネルディスカッション」を開催。地域住民、従業員及びその家族の約40名が参加し、「平塚の水辺のために何ができるか~水でつながる山・里・川」をテーマに議論を交わした。

パネリストには神奈川県環境農政局緑政部自然環境保全課副課長の羽太博樹氏、NPO法人自然塾丹沢ドン会理事長の片桐務氏、NPO法人Dream eggs ゆめたま代表の相川健志氏を招き、コーディネーターはエコロジーパス取締役の北澤哲弥氏が務めた。「生物多様性パネルディスカッション」の開催は2014年、2015年に続き3回目だという。

横浜ゴムは2010年7月に「生物多様性ガイドライン」を制定し、国内外の生産事業所周辺で生物多様性保全活動に取り組んでいる。平塚製造所では2013年から活動を開始し、丹沢山系を源流に平塚市内を流れ相模湾に注ぐ金目川の保全に向け、水質、水生生物、鳥類および植物のモニタリングを行っている。また、川原に繁茂している外来植物の除去や清掃活動にも取り組んでいる。さらに今年から平塚市土屋地区で里山保全活動を本格化させているという。

生物多様性パネルディスカッションはこうした平塚製造所の取り組みを地域住民、行政、NPOなどに紹介すると共に、これら関係者からの意見を取り入れ、活動をさらに発展させるために開催しているそうだ。

工場を稼働させるだけでなく、地域の環境について配慮し、さらに保全にまで尽力するというのはなかなかできないもの。こういった地道な活動がさらに広がっていき、地球環境の悪化を食い止めて欲しいものだ。

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