ブリヂストン、従来の排水システムを変える「スマートサイホン」が初採用

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ブリヂストンは、野村不動産と長谷工コーポレーションと共同で開発した「サイホン排水システム(商品名:スマートサイホン)」を、野村不動産の大規模分譲マンションに納入する。これまでの勾配による排水システムを変える「スマートサイホン」が、一般住宅物件に採用されるのは世界初。

「スマートサイホン」とは、サイホンカ(水が落ちることで発生する引く力)を利用する新しい排水システムでサイホン排水システムのための商品。この商品を採用することで、マンションの床下空間を従来より低く設計でき、台所や浴室等の水回りの配置の自由度が向上するそうだ。

納入する物件は、野村不動産が計画している「プラウドシティ武蔵野三鷹」。設計・施工は長谷工コーポレーションが担当。「スマートサイホン」は、間取りの自由度を高め、多様化する現代のライフスタイルに対応していく野村不動産の「ミライフル」に採用され、この物件における水回りの自由度の高いプランバリエーションの提供に貢献。これにより、この物件では多様なキッチンレイアウトが可能となり、単純なバリエーションを超えたセレクトプランの提供、リフォーム時には家族構成の変化や介護対応など、ライフスタイルに合わせた間取り変更が容易になるという。

ちょっとしたことで大きな効果を生み出す技術を作り出すことがうまい日本企業。マンションでもBSの技術が生かされているとは面白い。

 

2016112101_01   LDを見渡せるカウンターキッチンをレイアウト。     2016112101_02LDを広くし、料理を楽しめるようにアイランドキッチンを設置したレイアウト。

 

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