トヨタは、今から50年前の1966年10月20日。モータリゼーションの足音が聞こえ始めた日本において、初代カローラを発表した。
「トヨタカローラはトヨタ技術陣が数年の歳月を費やし、技術の枠を集めて世に送るわが国大衆車市場の本命ともいうべき五人乗り乗用車である。この車は、わが国の幅広い層に定着させることを目的として設計され、性能、装備、車格などあらゆる面に余裕を持たせるため1077cc強力60馬力、水冷直列四気筒エンジンを搭載、各部分に思い切った新機能を採用し、加速性能ではヨーロッパにおける同クラス車の水準を上まわり、まさにわが国のハイ・コンパクトカーというにふさわしいクルマである」。（1966年10月20日発表のニュースリリースより）
「日本に自動車産業を興す」志からトヨタ自動車が創業されて約30年。モータリゼーションの本格到来に先駆けて、カローラは生み出された。開発コンセプトは「80点主義＋α」。ユーザーがクルマに求める様々な期待を十分に満たす「80点」と、期待を上回る「＋α」。50年の間、11代にわたり、カローラは日本で、そして世界で、この「80点主義＋α」の精神で進化を遂げてきたという。1966年に日本で生まれたカローラは、今や世界13か国で生産され、150か国以上で年間130万台以上販売されるトヨタの「グローバルベストセラーカー」に育ったのだ。
開設した特設サイトでは、ユーザーとカローラの思い出、歴史、開発者の思いなど、さまざまな角度からあらためてカローラにスポットを当てていくという。コンテンツは順次更新予定だ。
発売から50年。クルマと共に乗り継いできたユーザーも高齢化。自社内にもライバルは多く今後の生き残りが心配だ。ライバルだった日産サニーも国内にはもうない。ぜひ頑張ってその名を残していってほしいものだ。
【カローラ50周年特設ページ】
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/corolla50th/
【カローラ50周年特設ページの主な内容】
- Story ： 国内外のお客様の「カローラストーリー」
- History ： 初代誕生・歴代カローラと時代背景など
- Message ： 歴代カローラ開発責任者からのメッセージ
- Feature ： AE86レビン試乗動画や「カローラオタク」のマニアック解説などの特別コンテンツ
- Gallery ： 歴代カローラや主な歴史の写真
- Link ： 関連ニュースリリース・ウェブサイトなど
