4ドア4シーターの次世代EVコンセプト「GLM G4」をパリモーターショーで発表

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京都大学発のベンチャーで、スポーツタイプの電気自動車を日本で初めて量産に成功したGLMが「トミーカイラZZ」に続くニューモデルとして、次世代EVスーパーカーのコンセプトモデル「GLM G4」を初出展したパリモーターショー2016にて公開した。このコンセプトモデルはすでに量産化に向けた開発を開始しており、3年以内(2019年ごろ)の量産化を目標としている。

GLM G4は、ロードヨット(路上を走るヨット)をコンセプトに、現代のラグジュアリーカーの新境地を拓くような新たな時代のグランドツーリングカーを目指している。クーペスタイルの外観ながら4ドア4シーターを実現したコンセプトEVであり、スーパーカーのようなルーフラインを保ったままで4人の乗員が移動を優雅に楽しむことのできる快適性も確保している。

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前後はハサミのように跳ね上がるシザーズドア方式を採用し、モーターは専用開発した高効率・高出力の「マルチ・サリエンシー・パワー・パッケージ」を前後に2基搭載したAWDとなる。最高出力540馬力、最大トルク1000NmというEV特有の大きなトルクを活用したスペックで、0-100㎞/h加速は3.7秒を達成。最高速度は250㎞/hとなり、航続距離も400㎞を実現している。

GLMは、このコンセプトモデルの開発においてオランダの自動車デザインハウス「サヴェージ・リヴァーレ」社と業務提携を行い、搭載するモーター・インバーターは安川電機と共同開発した。量産化に向けては、現在の10倍程度の広さとなる研究開発拠点を京都府宇治市に開設。同時に4階建ての自社ビルも取得して本社も移転・集約する。(2017年3月に稼働)

 

■GLM G4概要

仕様:4ドア4人乗り

モーター:最高出力400kW(540ps)、最大トルク1000Nm(101㎏-m)

最高時速:250㎞/h

0-100㎞/h加速:3.7秒

航続距離:400㎞

量産開始予定:2019年

特設サイト http://glm-g4.com/

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