石井国交大臣、日産の正式な資本参加の段階で 「益子会長 社長は辞任する」と認識している 国の責任について言及避ける

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本日午前、石井国交大臣の閣議後会見が行われた。以下は一問一答。

メーカーの不正行為を防止するタスクフォースの最終とりまとめについて。
6回の議論を行った。三菱については、一連の不正の後に、さらなる不正が明らかになった。最終とりまとめでは、抜きうちでの審査方法改善と厳格化を行う。違反したものに対して型式指定の効力を止めることなどを柱とする。虚偽の申請に対する不利益処分等については本日省令改正、即日実施する。メーカーの不正行為を抑止する。

三菱の本社、名古屋製作所の結果について。
低い数値を選んだ。2012年の段階で測定回数に上限を設けないとの社内ルールを設けていた。国のルールを認識した後もなお、測定方法を改めなかった。
異常値を排除するなど法令の趣旨に反し、極めて不適正。法令遵守と再発防止に疑念を持たざるをえない。9月末までに再度報告を行うよう指示した。具体的な内容についてチェックしていく。

鉄道におけるホームドアの設置促進について。
安全向上のための検討会を設置した。今年度22億円を確保しているが、補正予算を含め、できる限り、予算を確保したい。

行政の責任について質問した。
自動車会社の不正を正すのが大きな責任。極めて遺憾。三菱には最終的なチャンスと捉えてほしい。緊張感を持ってやっていく。2度と起こさないように取り組んでいく。

法改正は検討しないのか。
罰則については、一定期間、型式の効力の停止を行えるように省令を改正した。法改正については、今後の様子を見て検討したい。

JR九州の株式上場について。
国鉄改革から約30年を経て、上場にこぎ着けたのは、様々な努力の賜物。街づくり、観光振興により九州の振興に取り組んでもらいたい。他のJR3社については、安定的な経営基盤の確立にしっかり取り組んでもらいたい。

国の測定方法を知った後もなお三菱が、不正を続けたことについて。
企業体質そのものが問われる事案。極めて深刻かつ遺憾に思う。社内で自由にモノが言えない企業風土が影響したのではないか。益子会長社長は、日産から正式に資本参加された段階で辞任すると認識している。

北朝鮮からミサイルが飛んでくる可能性について
関係省庁と連携して適切に対応していく。

民泊について。
報道は承知しているが、検討会では、半年以内で適切な日数を検討するとしている。できるだけ早期の法整備に向けて努力していく。

会見が終わった。

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