パリ・モーターショー、沈下回避に向けて改革

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パリ・モーターショーは約120年の歴史を誇る世界最古のモーターショーで、今年は10月4日から一般公開される。16年6月に代表に就任したジャン=クロード・ジロ氏が来日会見を行い、概要を説明した。Lacombe_photo_jean_claude_girot_def_290916 (10)
今年のショーで大きなトピックに挙げられるのは、これまで別開催されてきた二輪車のショーが併催されることや、BtoB(業界関係者向け)のイベントである『モンディアル・テック』も新たに開催されることだ。一方で、これまで会期が長すぎた反省を受けて開催期間を短縮(今年は10月4日から14日まで一般公開)。日によっては22時まで開場していて夜間限定の割引チケットも用意される。

120周年を記念して9月30日にパリ市内で約350台のクルマとバイクが参加するパレードも計画されているが、規模が大きいとあってパリ市からの許可待ち状態だという。

なお、出展者数については「まだ未定」(ジロ氏)、来場者数については「会期が短くなる分、前回よりも減るリスクはある」(ジロ氏)とした。
ジロ氏は「前回、大統領に就任する前のマクロン氏が来場した際に8時間滞在した。今回は(長時間滞在してもらって)その記録を塗り替えられるようチャレンジしたい」と会場を沸かせた。

こうした改革が行われるのは、世界的にモーターショーが地盤沈下していて開催意義を問われているから。パリの場合、前回107万人が来場したものの、それでもマツダ、ボルボ、ランボルギーニ、ベントレー、フォードなどが出展を見送った事象からも、メーカー側は「出展しなくていい」「効果が薄い」と捉えていることが垣間見える。Mondial_de_l_auto_homme_paysage Mondial_de_l_auto_femme_paysage

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