24年ぶりにトヨタ・コースターがモデルチェンジ

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OEMモデルの日野リエッセIIを含めると国内のマイクロバス市場でシェア3分の2を占めているトヨタ・コースターが24年ぶりにモデルチェンジされた。税込み価格は594.0~887.22万円で、月販目標台数は160台。

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今回のモデルチェンジではボディの高剛性化と安全性アップ、室内空間の拡大、乗り心地の改善に重点が置かれ、シャシーやエンジンは先代から流用された。
ボディには環状骨格が新たに用いられて世界的な安全評価基準であるECE R-66(ロールオーバー性能)に適合。また、横滑りを防ぐVSC、両席エアバッグも標準装備されている。
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室内空間の拡大に関しては室内高が60mm高くなり、サイドウインドウと乗客の間隔が40mm広がった。サイドウインドウ上下高が50mm拡大されたことで見晴らしも良くなった。開発主査の山川雅弘さんは「こうした改良を施しながらも、国内のレンタカー規格に定められている全長7m未満を守った」として、国内での扱いやすさに配慮した点をアピールする。
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乗り心地改善についてはボディ剛性の向上だけでなく、フロントサスペンションへのスタビライザー追加やショックアブソーバーの改良も寄与している。
また、乗員が感じる乗り味のスッキリ感を高める狙いで、86に採用済みのアルミテープが天井トリム裏4カ所に貼られているのは驚きだ。
なお、ブレーキ油圧アクチュエーターを乗用車から流用するなど電気系が12Vに統一されたことで、これまで24Vシステムの上で成り立っていたエアサスはいったん廃止された。それでも「サスペンションの改良でエアサスと同等の乗り味が確保できた」と開発陣は胸を張る。
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