東風ホンダは、成長が続く中国四輪車市場の需要に対応するため、第三工場の建設を決定し、12月8日に起工式を行った。
第三工場は、武漢市武漢経済技術開発地区内にあり、第一工場から南西約8kmのところに取得した120万m2の敷地に建設する予定。稼働開始は2019年前半を計画しており、年間生産能力は12万台、投資額は約30億元を予定しているという。また、中国四輪車市場で今後拡大が見込まれる電動化にも対応したコンセプトの工場となる予定。
東風ホンダは、2004年4月に「CR-V」の生産・販売を開始。2006年に「CIVIC」、2015年に小型SUVの「XR-V」を投入するなど、ラインアップの充実化を進めている。2016年は新型シビック、小型ハッチバック「GIENIA」の発売などにより、56万台以上の販売を見込んでいるそうだ。
東風ホンダの四輪車の生産能力は第三工場完成後には60万台となり、これにより中国における生産能力は、広汽本田汽車有限公司の60万台と輸出工場の本田汽車(中国)有限公司の5万台と合わせ、年間125万台となる見込み。
中国におけるホンダの販売は好調らしく、中国市場でのホンダ車拡販の期待が大いに感じられる。