衝突安全性能評価でトヨタプリウス、アル/ヴェルが五つ星獲得、
ダイハツキャスト、スズキイグニス四つ星。
初公表の歩行者被害軽減ブレーキ
最高得点は本誌スクープどおり、マツダアクセラ!
本日、自動車事故対策機構は、今年度前期分の自動車アセスメント結果を発表した。衝突安全性能評価では、トヨタプリウス(ヘッドレスト構造変更後)とアルファード/ヴェルファイアがファイブスターを獲得。また、ダイハツキャスト、スズキイグニスがフォースターとなった。
また、今回から初公表となった歩行者被害軽減ブレーキ性能評価では、マガジンX既報のとおり、マツダアクセラが71点満点中70.5点を得てテストされた11車中トップとなった。アクセラは唯一の70点超え。ホンダフリードのみ58.4点と50点台だったほかは、インプレッサ、レヴォーグ、イグニス、フォレスター、レガシィ、クラウン、レクサスGS、RX、プリウスは60点台後半だった。
国交省自動車局の島雅之次長の挨拶です。平成7年度からJNCAPを開始した。26年度からは予防安全性能評価を行っている。
今年度から対歩行者自動ブレーキを追加する、平成30年度からは夜間の対歩行者自動ブレーキのアセスメント実施も検討している。メーカーにはより安全な自動車の開発をお願いしたい。アセスメントは22年目を迎えた。国交省と自動車事故対策機構では、これからもより安全な自動車の普及に取り組んでいく。
自動車事故対策機構の鈴木秀夫理事長の挨拶です。アセスメントは、被害者援護業務、安全指導業務と並び自動車事故対策機構が取り組んでいるもの。交通事故被害者のさらなる低減に向けて、予防安全性能評価を26年度から実施している。装備の拡大に向けて性能評価項目も増やしている。
が、事故の予防は運転者が行うもの。予防安全装置は状況によっては適切に機能しない場合もある。多くの方々がアセスメントの情報をより正しく活用して欲しい。NASVAに対するご理解ご協力をお願いします。
取材 文 写真/神領 貢 マガジンX編集長