トヨタは26年半ばに国内発売を予定しているランクルFJを公開した。このクルマは「もっと多くの消費者にランクルを楽しんでもらいたい」との思いから開発されたもので、来週から行われるモビショーことジャパンモビリティショーに出展される。

これまで70年以上の歴史を歩み、190を超える国と地域で累計1215万台が愛されてきたランクル。(写真はランクルFJと現在のランクル・ファミリー)
外観はスクエア基調でサイコロをモチーフにした直方体ボディながら、角を落とした面取り構成がユニークだ。ボディサイズは4575mm×1855mm×1960mm。張り出した前後フェンダーが安定感を表現している。また、前後バンパーはコーナー部のみが交換できるため修復性に優れているだけでなく、カスタマイズにも対応。
インパネは車体の姿勢を把握しやすい水平基調にデザインされている。
プラットフォームは新興国向けに開発&販売されているIMVシリーズ(ハイラックス・チャンプなど)と共用。ホイールベースはランクル250より270mmも短縮されており、最小回転半径は5.5mに抑えられている。
パワートレインは2TR型2.7Lガソリン(163ps/246Nm)&6速ATで、パートタイム式4WDが組み合わされる。
ユーザーの好みに合わせてカスタマイズ用品も豊富に用意される。例えばランクル250と同じく丸目ヘッドランプが設定されて歴代モデルに似た表情を作り出せる。
ラゲッジスペースに搭載できる電動パーソナルモビリティのランドホッパーも開発が進んでいる。これはクルマでは入っていけない未舗装の小道も走れる折りたたみ式の二輪車だ。