日車協連が東京海上と団交
30年ぶり協定工賃単価上げ
自動車修理事業者の業界団体である日本自動車車体整備協同組合連合会(東京都千代田区・小倉龍一会長=日車協連)は4月24日、東京海上日動火災保険との間で「協定工賃単価の引き上げで合意した」と発表した。
工賃単価(レバーレート)の引き上げは全国平均で18.8%にとどまった。地域間格差も依然として残されている。単価引き上げは約30年ぶりのことだ。従来は各損保が個別に事業者と交渉していたが、昨年3月に公正取引委員会が「大規模事業者が入っていなければ、協同組合として団交することは独禁法に抵触しない」と回答したことから、団体交渉が実現したもの。今後残る大手損保各社とも同様の団交を行い、協定工賃単価の引き上げを業界として目指すことになる。
文/神領 貢(本誌編集長
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