速報! スズキ、通期営業利益200億円増額修正
インド、欧州での販売増に自信
スズキの今年度上半期決算。連結売上高1兆4990億円、前年同期比3.6%減、565億円減、営業利益1155億円、同14.3%増、144億円増と、減収ながら増益となった。インド、欧州の売り上げ増が利益増に寄与した。
これにより通期の見通しを、売上高3兆1000億円、前年同期比2.5%減、営業利益2000億円、前年同期比2.4%増と、前回発表に比べて営業利益予想を200億円増額した。通期の為替レートは円ドル104円、円ユーロ116円、円ルピー1.58円。
通期の四輪車販売台数見込みは135.6万台で、前年同期比9.4%減、14.6万台減としている。
質疑応答。
トヨタとの提携について。
まだ少しずつ話し合いを始めている段階。スズキはスズキ、ダイハツはダイハツ。お互いに切磋琢磨する。
インドの需要見通しについて。
GSTの影響はなんとも言えない。インド自工会は2016年は前年比二桁増見込む。当社もそう考える。グジャラート工場立ち上げなど、生産、販売をキチンとやり、成長について行くことが課題。
中国事業強化など色んなところの見直しを行った。
国内事業について。
軽四輪車は、いまのところ燃費不正よりは税制が大きい。下期に底を打って前年比100%程度を維持できれば。
二輪車事業の収支改善について。
ミラノ、ケルンショーで新製品を発表する。モデルが揃いつつある。ホンダ ヤマハの提携については、スズキとして頑張っていく。
パリ協定発効について。
お客様にとって求めやすいクルマをいかに提供していくか。まずは軽量化、燃費効率向上に取り組む。マイルドHV搭載車を増やしていきたい。燃費をどう上げていくのかをやっていく。
TPPについて。
どういう風に動くか分からないが、業界としてはTPPに期待する部分は大きい。
EV、PHVの開発状況は?
将来的にも必要な技術。粛々と取り組む。コストなど改善すべきハードルハードルいくつもある。お客様に買っていただける、使っていただけるなどをクリアできれば市場にだす。
中国について。
インセンティブ等は、A.Bセグは競争が厳しい。予断を許さない。苦戦する状況。
国内市場への影響は?
通期の予想を下げたのは上期を見たから。それによる修正。新型車導入のどうのこうのではなく。
インドネシア、タイは?
とくにインドネシアは商用車が苦戦している。タイは経済状況が思わしくない。販売厳しい。販売を伸ばすには、汗を流して行くしかないと思っている。
国内は好調だが?
ソリオ、イグニスが牽引してくれている。使いやすさ、乗りやすさを前面に出して、年間10万台に取り組んでいく。
軽自動車の来年度について。
どうのこうの言う余裕は持っていない。今年度は業界の見通しの中で、シェア30%を達成すべく、しっかり売っていきたい。