23年JMS(ジャパン・モビリティ・ショー)でサプライズ発表されたように、ホンダはスペシャリティ・クーペを開発していて26年までに発売する。しかもネーミングには懐かしのプレリュードを用いることが決まっている。
純白のボディをまとってショー会場に現れたデザインスタディはトヨタのハンマーヘッド・マスクを思わせる切れ長ヘッドランプ、スポーティなクルマでは珍しく切り立ったAピラー、後方へ空気を導くかのような流麗なシルエットを持ち合わせ、話題を呼んだ。
水色の幾何学模様で覆われたテストカーは1年前に披露されたスタディモデルそのままで、違いを見つけるのが難しく、バンパーやホイールの形状まで同じだ。
ところで、ホンダは量販地域で組み立ててサブマーケットでは輸入販売する方式を取り入れている。とくに日本市場は顕著で、背高ミニバンと軽自動車が国内で組み立てられている反面、アコードはタイから、WR-Vはインドから、オデッセイは中国から輸入されている。国内の新車市場が縮小傾向にある中、プレリュードが日本で生産されて世界各国に供給されるとは考えにくく、米国を起点にして日欧にも投入されるのではないか。その場合、量販が望めないジャンルとあって割高な値づけも避けられず、500万円を切るのは難しくて600万円(!)に迫るかもしれない。
前号は締め切り直前に飛び込んできた素材で詳しい分析をできなかったため、明日(11月26日)発売のマガジンX 1月号では改めて大きな写真でご覧に入れつつ、パワートレインに関する情報もアップデートしているので是非ご覧ください。
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