来春にはマイルド・ハイブリッドも加わるフィアット600eが登場

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ステランティス・ジャパンが100%電気で走る電動コンパクトSUVのフィアット600e(セイチェントe)を発表&発売した。税込み価格は585.0万円で、CEV補助金として65万円を受け取ることができる。25年春にはマイルドHEVも導入される予定だ。
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600eは販売中の500eや50年代半ばから60年代に生産されていた元祖600にインスパイアされたデザインをまとう。CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)に54kWhのバッテリーが搭載され、一充電あたりの航続距離は493km(WLTCモード測定値)をマークしている。
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アイボリー色に彩られた内装にはFIATのロゴがエンボス加工されてターコイズブルーのステッチが施されたエコレザーシートが備わっている。また、レーンポジション・アシスト、運転席マッサージ機能、ハンズフリー電動ハッチゲート、キーを携帯して近づくだけでドアロックを解錠できるキーレスエントリーがフィアット初採用されている。
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ラゲッジ容量は360Lだが、リアシートを前倒しすれば1231Lに達する。
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報道発表会は子育てファミリーが多く訪れる東京都世田谷区の二子玉川で行われた。輸入元であるステランティス・ジャパンの打越晋・社長は「ステランティスの各ブランドで電動化を進めるが、プラグインHEVやマイルドHEVも用意して多様性のあるラインナップを用意し、選択の喜びを提供する」「BEVを買ってみたものの、合わないユーザーもいるだろう。これが欧州でBEVが鈍化している理由のひとつかもしれない」「最終的に選ぶのはユーザーである」と述べ、決してBEV一辺倒ではない旨を語った。
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発表会に合わせて本国から来日したフィアット・ブランドのチーフデザイナーであるフランソワ・ルボワンヌさんは大きな瞳で笑顔に見えるカワイイ顔つきに仕上げた点に言及し、丸いメータークラスターや2本スポークのステアリングホイールなどは往年の600に由来していることも説明した。
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10月19&20日のデビューフェアに先がけ、二子玉川ライズでは『チャオ600eフェスタ』と称して500eやドブロを含むラインナップ展示、グッズ販売、先行試乗会などが9月23日まで行われる。
https://www.fiat-jp.com/event/ciao_600e_festa/
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