ホンダが8月までに「リコール改修の入庫予約を終える」としていたデンソー製低圧燃料ポンプのリコール。本誌読者から以下のような情報提供があった。
いつも拝読させていただいてます!HONDAのデンソー製 燃料ポンプのリコールですが、7月頃に届いた文面では8月の予約完了と書いてありますが、まだ予約の案内がないので、ホンダのコールセンターに電話しました。「部品の供給が遅れており、9月中旬のご案内になる」とオペレーターから案内がありました。遅れるなら、その旨を案内するべきなのに、あまりにも不親切でした。同じように待っているユーザーもいると思うので共有させていただきます。
本件、ホンダ、デンソー、国交省に事実関係を問い合わせしている。本日までにホンダとデンソーから回答が来た。
ホンダ広報部は、「部品供給が遅れているため、予約受付が9月中旬にずれ込むのは事実です。経緯を説明させていただくと、6月14日の案内以降、販売店からの部品受注が集中した影響で、販売店への発送対応がひっ迫し、一時的に部品供給を制限したことで、店着に遅れが生じました。結果、当初8月中を予定していた作業予約の案内について、8/9にHPにて「9月中旬までに作業予約の案内発送」の旨、訂正を行いました」。
デンソー広報部は、「ご質問いただきました交換用部品の供給につきまして確認したところ、弊社はカーメーカー様よりお示し頂いているスケジュールに沿って、着実に納入しております。また、交換作業に関わることにつきましても、カーユーザー様が一日でも早く安心してクルマをお使いいただけるよう、デンソーサービス店においても燃料ポンプ点検作業を実施するなど、出来る限りの協力をさせていただいております。デンソーグループが一丸となって最大限取り組んでおりますので、何卒よろしくお願いいたします」と、それぞれ回答してくれた。
ユーザーの安全安心のためにも一刻も早いリコール改修が待たれる。当局の見解が出ましたら追記します。
">https://www.honda.co.jp/recall/auto/info/231208_5423.html
取材・文・神領 貢(マガジンX編集長)