7月のフルモデルチェンジで、ついに一新されるムーヴ。現行モデルが登場したのは2014年だったので、じつに9年ぶりの世代交代となる。
投入に向けてダイハツは連休明けの5月10日からティーザーキャンペーンを始める見通しだ。それに先がけて、ここでは新型ムーヴの姿と見どころを紹介したい。もちろん、マガジンXの独占スクープだ。
7代目ムーヴはキャンバスで好評のスライドドアを継承し、「タントほど背高じゃなくていい」「キャンバスは愛らしいイメージが強すぎて乗りづらい」といったユーザーに向けて売り込まれる。
ダイハツの調べによると、軽ワゴン購買層のうち、じつに70%の消費者がスライドドア車を購入したい意向を示しているという。約40%がスライドドア車(キャンバスやスマイル)を検討したものの、価格がネックとなってヒンジドア車を購入したユーザーも少なくない。
そこでダイハツは量販のXグレードで「コミコミ150万円台」をキーワードに開発してきた。画面付きオーディオ、付属品(ドアバイザー、フロアマットなど)、諸経費を含めて150万円台に収まることがアピールされる。
また、新型ムーヴではカスタムの名称が廃止されて単シリーズ化。その中でスポーティ系にはアルミホイールやサイドスカート、フォグランプ、電動パーキングブレーキなどが装備されて上質感がウリに掲げられる。
パワートレインには待望のeスマート・ハイブリッドが!?と思いきや、まだ搭載は実現せず。シャシーはDNGA世代の新しいプラットフォームに切り替わるが、搭載エンジンには引き続きKF型が用いられる。カタログ燃費は22.6km/L(ターボ車は21.5km/L)。
フロントマスクは薄型ランプとワイド感を演出するグリルによってキリッとした表情に仕上がる。フォグランプ内蔵のガーニッシュが三角形に成形されている点もユニークだ。
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