トヨタがbZ4Xの改良を実施して使い勝手アップを図る。
今回の改良では一日(24時間)以内に行える急速充電でのフル充電(SOC10%から80%)回数が2回から4回に変更される。また、SOC80%から100%までに要する時間が60分から30〜40分に短縮。
メーター表示では航続可能距離が0%になった後も走行できる距離が長かった(0%が表示されるタイミングが早かった)ため、これを適正化。
また、バーグラフのみのバッテリー残量計は具体的なパーセント表示が加えられて具体的に把握できるよう変わる。併せて、エアコンON時の電力消費量も多めに計算されていて航続可能距離の減り方が大きいため、こちらも適正化される。
これまでの設定は、バッテリーを劣化から守り、電欠で走行不能に陥らないための措置で、石橋を叩いて渡るトヨタらしい設定だったとも言える。しかし、ユーザーから「実態と乖離しすぎている」とヨーロッパを中心に声が寄せられたため、今回の改良に至ったという。
なお、一部のアップデートはOTA(無線通信)に対応していないため、ディーラーに車両を持ち込んでプログラム書き換えを受ける必要がある。実施は5月から。また、スバル版のソルテラにも同様のアップデートが施される。