横浜ゴムは、主に戸建住宅の外壁として使われる窯業系サイディングボード同士の継ぎ目に充填して使う変成シリコーン系1成分形シーリング材「Hamatite SC-SD1NB」を10月から発売する。新商品は従来品「さいでぃんクン+1」には無かったノンブリード性能(シーリング材の成分が接触する塗装へ染み出し、塗装を汚染するブリード現象を抑止する性能)を付加したのが特長。このため建物の美観をより長く維持することができるという。
「Hamatite SC-SD1NB」は従来品同様、1成分形のため混合不良などによる硬化不良が防げるほか、糸引きがなく、ヘラで平らにならしやすいなど作業性が高い。また、使用時に着色剤を添加して着色するカラーマスター方式を引き続き採用。同方式は、着色済みのシーリング材を色別に販売するよりもユーザーの在庫負担を減らせるメリットがある。更に厚生労働省がシックハウス対策として室内濃度ガイドラインで定めている13物質を含有しない環境にも配慮した商品となっているそうだ。
横浜ゴムは建築用シーリング材、自動車用接着剤、コーティング材などの製品ブランド「Hamatite」の販売競争力を高めるため、ブランドロゴの一新を8月に発表した。「Hamatite SC-SD1NB」は新しいブランドロゴで発売する第一弾商品だ。