2013年に3シリーズから独立、クーペ専用モデルとして創設されたBMW・4シリーズが2代目に生まれ変わって国内でも発売された。税込み価格は420iが577.0万円、同Mスポーツが632.0万円、M440i xDriveが1025.0万円。
真っ先に目を引くのが、大胆なデザインに変わったキドニーグリルだろう。往年のBMW・1600や同2002の流れを汲む縦長デザインで、強烈なインパクトを放っている。リアではL字型に灯るコンビランプの周りがブラックアウト仕上げにより、同社クーペ・モデル共通の印象に仕上がっている。
まず導入される420iには184ps/300Nmの2L直4ターボが搭載されており、WLTCモード燃費で13.4km/Lをマーク。また、MパフォーマンスのM440i xDriveには3L直6ターボ(387ps/500Nm)が与えられてWLTPモード燃費11.2km/Lを記録している。
3眼カメラやレーダーによってハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能が使える。これは高速道路の渋滞時に約60km/hまでステアリングホイールから手を離した状態でも運転がアシストされる機能のことだが、ドライバーが前方を見続けるなど条件はある。
もちろん、車線逸脱警報やクロストラフィック警告も採用されており、進んできたルートを最大50m記憶して正確に戻ることができるリバース・アシスト機能も備わっている。
コネクティッド技術では「OK、BMW」と話しかけて車両操作やナビの目的地セットが行えるほか、ペアリング済みのiPhoneでドアロックの施解錠とエンジン始動も行える。
主要スペック(420i)
●全長×全幅×全高:4775mm×1850mm×1395mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1560kg
●パワートレイン:2L直4ターボ(184ps/300Nm)
●WLTCモード燃費:13.4km/L
主要スペック(M440i xDrive)
●全長×全幅×全高:4775mm×1850mm×1395mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1740kg
●パワートレイン:3L直6ターボ(387ps/500Nm)
●WLTPモード燃費:11.2km/L