マツダ主催のオフロード試乗会で意外にも(と言ったらマツダのみなさんに叱られるかもしれないが)高い走破性を見せたCX系3兄弟。
とくに注目したいのはCX-30に搭載された後、CX-5とCX-8にも横展開されたオフロード・トラクション・アシストだ。これはすでに他社で実用化されているデバイスと同じで、いわゆるブレーキLSDである。体感しやすいのはモーグルのような凹凸の激しい場面で、宙に浮いて空転する車輪にブレーキをかけて接地輪にトルクを行き渡らせる機構だ。マツダはインパネ右端の専用スイッチでON/OFFに切り替える方式としており、ONにしておけば発進時から後輪にもトルクが配分されて前後の駆動力配分は最大50:50まで最適に制御される。その様子を動画にも収録したので、ご覧ください。
なお、CX-5には前後バンパーのアンダーガーニッシュとルーフレール、オールウェザーマット、ラゲッジトレイがセットになった用品パッケージを12万5500円で新設定。単品で買い揃えるよりも約3万円安い。さらに世界観を高めるためにブラックのドアミラー・ガーニッシュと17インチホイールへのサイズダウンが推奨されている。