ハスラー発表会で「安全・安心」強調した鈴木社長

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スズキが新型ハスラーを発表した(発売は20年1月20日)。税込み価格は136万5100〜174万6800円。

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6年前の同日(12月24日)に発表された初代は軽クロスオーバーというジャンルを開拓して一代にして高い知名度を築き、累計販売台数は48万台に迫ろうとしている。これは平均するとデビュー時の目標だった月販5000台を超えており、モデルライフを通して安定した売れ行きを保ってきたことがわかる。ちなみに新型の月販目標台数は6000台だ。

新型ではハスラーらしいデザインを継承しつつ、待望のプラットフォーム一新を実現。NAモデルには1気筒あたり2個のインジェクターが配されたデュアルインジェクション、ロングストローク化、クールドEGRなどが織り込まれて開発し直されたR06D型エンジンが搭載されている。CVTも新開発。ターボ車を含め、全車マイルドハイブリッドに仕上がっており、モーターによるアシスト時間は先代より10%向上している。

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安全面ではデュアルカメラ方式をそのままに、衝突被害軽減ブレーキが夜間の歩行者も検知可能になった。

使い勝手の面においてはターボ車にスズキの軽自動車で初めてアダプティブ(追従式)クルーズコントロールを設定。ラゲッジ床下に防汚タイプの脱着式ボックスが新設されたのも朗報だ。ナビにはメーカーオプションとしてスズキ初の9インチタイプを用意。

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都内で行われた報道発表会で鈴木俊宏社長はジムニーが想定以上に人気を集めて生産が追いつかず「ご迷惑をおかけしている。ハスラーにも人気が集まれば嬉しいが、(受注残を抱えて)ご迷惑はおかけしたくない」と話した。また、2020年の見通しについては「厳しい状況が続きそう。ライバル社の参入でお互いに切磋琢磨して結果的にマーケットを刺激することになればいい」と語った。
「安全・安心に乗ってもらうために、どういう安全機能が必要か見ていく必要がある」といった具合に、報道陣との受け答えの中で何度も『安全・安心』をキーワードとして使っていたのが印象的だった。

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