日産が次世代型生産システム発表 栃木工場皮切りに世界展開を計画

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日産が次世代型生産システム発表
栃木工場皮切りに世界展開を計画

IoTとロボットを駆使して

高品質と高い生産性を獲得

高齢者や女性活用にも有効
日産が近未来の生産システムを発表した。名付けて「インテリジェントファクトリー」だ。
フロント、センター、リアの各部の下回りをあらかじめ治具の上、パレット上で組み立て、一括してボディに組み込んだり、鉄部分と樹脂部分を同時に塗装できるなど、随所に人間の負担を減らし、生産効率と品質を高いレベルで両立できる工夫が散りばめられている。国内では今後の少子高齢化を見据えて、高齢者や女性にも負担の少ない働き方ができるような配慮がなされている。技術の伝承も大きなテーマだ。
一方で、一昨年に顕在化した完成検査不正問題も教訓にして、人がしっかりやるべきことと、ロボットやIoTを使って自動化できることを明確化し、人の配置にメリハリを持たせているのが特徴だ。開発と生産、さらにサプライヤーとの連携により、EV、HV、エンジン車をひとつの生産ラインで多様に組み立てることができる。2020年の栃木工場でのライン更新を皮切りに日産の各工場に展開していくという。
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