スバルの2019年度上半期決算は増収増益
通期営業利益見通し前回発表値から下方修正
中村社長の挨拶。
台風19号の影響を最小限に留めることができた。4.5日の操業停止。品質改革は我々の一丁目一番地。「生まれの品質レベルを上げる」。上流段階から品質を確保する。
半期の売上高は1兆6057億円、前年同期比1142億円増、営業利益948億円、同384億円増だった。世界販売台数は前年同期比1.98万台増の50万3800台だった。
これを受け8月に発表した通期見通しから営業利益見込みを下方修正した。売上高3兆3100億円は変えず、営業利益2200億円、前年度比21.1%増、前回発表比400億円減とした。通期の世界販売台数見通しである105万8300台も変えていない。
質疑応答。
Q 下方修正の理由は?
A 第二Qは26億円しか稼げていない。650億円規模の市場措置費用には北米でのシート乗員検知システムの対策費用が含まれている。届け出たタイミングで計上するのがルール。
また、レガシィ、アウトバックの立ち上がり時期に重なり、2万台ほど販売が伸びなかった。
Q 半期決算の受け止めは?
A リコールなかりせば、なので経営としては残念。忸怩たるものがある。過去のクルマの品質については、何かあればすぐ対応する。
米国については9月に前年同月比増が一旦切れた。やむを得ないと思っている。10月はギリギリプラスに戻せた。依然として在庫が少ない。暦年70万台はギリギリ行けるかな。2020暦年も行けそう。
Q 10月の国内販売について。
A 上期トータルでは前年超えた。最低これは超えたい。盛り返していきたい。
Q MaaSについて。
A モネテクノロジーに参加した。具体的な取り組みを考えていく。自動運転が個人ユースで出てくるのは相当先。プラットフォームとして準備していくところは協業する。基本的にはこれから話し合っていく。
Q 在庫は?
A 28日商。前月は22日商。車種によってばらつきがある。リテーラーから怒られてる。1.5月商くらいが適正と考える。電気自動車投入は計画通り。