4代目にあたる新型ジムニーと、その登録車版であるジムニーシエラが発表＆発売された。税込み価格はジムニーが145.8〜184.14万円、ジムニーシエラが176.04〜201.96万円。
20年ぶりに一新されたジムニーを、鈴木俊宏社長は「機能美にこだわりを持って開発したクルマ」と紹介し、「四輪駆動車に乗ったことのないユーザーにも、新型ジムニーで新しい世界を感じて欲しい」「決して大ヒットではないが、地道に販売し続けてきたロングセラーの代表格。今後も1台1台、大切に、ユーザーに届けたい」「スズキの看板モデルとして、さらに成長させたい」と語った。
新型ジムニーには歴代モデルがこだわってきたラダーフレーム構造、FRレイアウト、パートタイム4WD機構などが受け継がれている。ラダーフレームは前後にクロスメンバー、中央にX（エックス）メンバーが追加されており、ねじり剛性は約1.5倍に向上。
また、ブレーキLSDトラクションコントロールが全車に標準装備されている。これはスタック時に空転している車輪にブレーキをかけて接地している車輪に駆動力を行き渡らせる機構だ。このほか、ヒルディセント・コントロール、坂道発進時に重宝するヒルホールド・コントロールも備わっている。
安全面では単眼カメラとレーザーレーダーで構成されたデュアルセンサーブレーキサポートが採用されていて歩行者も認識。併せて誤発進抑制機能、ふらつき警報、車線逸脱警報、速度標識などを読み取る標識認識機能も採用されている。全車にサイド＆カーテンエアバッグが標準装備されているのも朗報だ。
これまで194の国と地域で累計285万台が販売されてきたジムニーシリーズ。新型の年間販売目標台数（国内）はジムニーが1万5000台、ジムニーシエラが1200台だ。 
