杉並区が運行するグリーンスローモビリティ
「AirFree」装着車で荻窪駅から荻外荘公園へ
東京都杉並区が令和6年11月から本格運行されている「グリーンスローモビリティ」。ラストワンマイルの移動手段として利用者にも好評だ。JR荻窪駅から、近衛文麿公の居宅が保存されている荻外荘(てきがいそう)公園などを経由して荻窪駅に戻ってくる路線が運用されている。1周の所要時間は25分。最近の時刻表を見ると朝9時荻窪駅西口発から夕方4時半同駅発まで1日あたり24便が運行されている。利用料金は一律100円。現金のほかスイカやパスモが使える。
使用されているのは小型のバスタイプとゴルフカート用車両だ。いずれも商用車ナンバーを取得し、二種免許保持者が運転している。
今年2月20日、杉並区とブリヂストンはグリーンスローモビリティ運行事業と「AirFree」に関する連携協定を締結した。 資源の有効活用と空気のいらないブリヂストン製タイヤ「AirFree」の実証実験を行うものだ。「AirFreeは空気の代わりにリサイクル可能なスポーク形状の熱可塑性樹脂で荷重を支えるため、パンクの心配がなく資源生産性の向上とメンテナンスの効率化を実現する。さらに、スポーク部分には薄暗い時間帯においても視認性を最大化できる青色「Empowering Blue(地域社会の安心安全な移動をエンパワーする(力を与える/支える)青」を採用する)(ブリヂストンの資料より) 未来のタイヤとして期待されている。
読者の皆さんも荻窪駅に行ったらぜひ利用してみてほしい。同駅西口出口の階段をバスターミナル側と反対方向に降りると、すぐ停留所がある。
ゴルフカートは写真のとおり3列シートで2列目にふたり、3列目に3人が座れる。前列2席は乗員2名が乗務する。今回、バス型車両には乗らなかったが、ゴルフカート型は外部とはビニールカーテンで仕切られているだけ。正直言って寒かった。また3列目シートの3人がけも狭い。乗り心地はゴルフカートそのものだ。「AirFree」タイヤ装着車はゴルフカート型の1台のみで、バス型とゴルフカート型、どちらの車両が来るかは時刻表に記されている。乗り心地と空調重視ならバス型、「AirFree」タイヤ装着車を体験したかったらカート型に乗ろう。
取材・文・写真/神領 貢(本誌編集長)











