HEVも揃った光岡M55が再販。すでに150台を受注

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光岡はM55(エムダブルファイブ)の量産モデル第2弾にあたる「1st(ファースト)エディション」を11月28日に発売する。税込み価格は756万8000〜842万7100円。

M55は光岡創業55周年を記念したモデルで、子供の頃に憧れたカッコいいGTカーを現代に蘇らせるコンセプトの下、開発された。第1弾の「Zero(ゼロ)エディション」は6速MTのみ、ボディカラーも1色のみという絞った展開にもかかわらず、受注開始から10日間で上限の350名から購入申し込みがあったという。

改めて発売される1stエディションはボディカラーに10色(標準色4つと、49万5000円のオプションカラー6つ)が用意され、ハイブリッド仕様とガソリン車の3グレード体制で売り出される(いずれもCVTで、MTは設定なし)。同社商品企画課の青木孝憲さんは「Zeroエディションより少し肩の力を抜いて普段着のように乗れるモデル」と紹介した。
Zeroエディションにはネイビーの本革シートが採用されたが、1stエディションはベース車のシートをそのまま利用。どのボディカラーにも合う合皮ブラックシートをオプションで選ぶこともできる(49万5000円)。

「70年代にアメリカ車をリスペクトしていた日本車を、現代のデザインで再現した」と説明するのは同社 開発部の渡辺清和さん。灯火類は点灯部を他車や汎用品から流用し、非点灯部分やフロントグリルなどは専用部品として起こしているという。
リアコンビランプのレンズにはMITSUOKAのロゴが刻まれている。

同社執行役員で営業企画本部長の渡部 稔さんは「周りを魅了する存在感のあるクルマ」とした上で、2026年に生産を予定している250台のうち、すでに150台の受注(販売店のデモカーを含む)を獲得していることを明かした。

Zeroエディションで人気を博したMTモデルの再販に期待する声も聞こえてきそうだが、ベース車であるシビックのMTモデルがRSグレードに集約され、しかも人気を集めていることから、十分な台数の供給を受けることが難しいため、まだ検討段階にあるという。

11月28日から全国28拠点のミツオカ取扱店にて実車が展示され、12月25日までプレミアムクリスマスフェアが開催される。
また、11月30日の稲妻フェスティバル2025(東京・台場)、12月27日から年明け1月7日まで羽田空港第2ターミナル2階マーケットプレイス中央にて特別展示される予定だ。

左から、執行役員の渡部 稔さん、常務取締役の光岡太進さん、開発課デザイナーの渡辺清和さん、商品企画課の課長兼デザイナーの青木孝憲さん。

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