EVMJバス317台中113台で不具合見つかる!
本日、10月17日午前、閣議後定例会見で中野国交大臣にEVMJバスの総点検結果を聞いた。バス会社の手元にある317台のうち、113台ものバスで何らかの不具合が見つかったとのことだ。不具合は修理済みのようだが、運行されているかどうかは分かりらない。国は「引き続きEVMJ社の対応を注視していく」とした。
EVMJ製とされる電動バスは、稼働後ほとんどの車両が1年以内だ。調査した車両のうち3分の1以上で目視による不具合が見つかるというのはやはり異常というほかないのではないか。
以下は中野国交大臣会見要旨。
Q 訪日外国人客が9月末で3000万人と過去最速を記録した。
A 累計で消費額6兆9156億円。一人当たり21.9万円は前年並みだが、中朝的には増加傾向。宿泊費、娯楽サービスは増額。買い物は減った。
オーバーツーリズム問題は喫緊の課題。分散化課題。マナー違反顕在化も認識している。
一昨年、対策パッケージを作った。国として支援している。観光立国推進の議論に盛り込む。
Qアメリカ政府による入港料の徴収が始まった。
A 概ね100万倍ドル、1.5億円になる。見直しを求めている。まことに遺憾。影響を注視する。米政府に働きかけをする。
Q 政局について
A 政党間の議論のコメントは控える。
Q EVMJ製バスの総点検結果が知りたい。
A ブレーキホースの破損など点検台数317台のうち113台で不具合が見つかった。安全確保を最優先に運行停止としている。EVMJには原因究明と再発方試作の策定を求めている。状況を注視した上で、必要に応じてさらなる対応を求める。
Q 国の総点検に対して、EVMJは正直に答えているのか。
A 新たな不具合が見つかれば、さらなる報告を求める。
Q EVMJの隠蔽が疑われる。
A 現在、同社の回答を精査している。車両の安全確保が最優先だ。
会見後のぶら下がり取材で審査・リコール課長は、「不具合箇所は修理済み。再発防止策定集の期限は現状で設けていない。修理済みのバスが商業運行に供されているかどうかはバス事業者の問題のため、国としては把握していない。
「国としてEVMJ本社に調査に入る可能性があるか」の記者の問いには「その点を含めて検討しているが、お答えできない」とした。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)











